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地元中小企業の第2創業を支援(佐伯区五日市)

[セミナーでの新たな創業事例誕生を弾みに、個別指導でそれに続く経営革新行動を促す]

セミナー・プロジェクト

五日市 商工会

 新たな事業展開にチャレンジする地域企業を支援しようと、佐伯区五日市の五日市商工会が今秋実施した中小企業向けのセミナー「第2創業塾」で、参加企業のなかから経営革新につながる取り組みを始めた企業が現れ、同商工会ではその支援に力が入っているようです。

 このセミナーは、同商工会の“平成16年度創業人材育成事業”の一環として行われたもので、「経営革新で会社を活性化しよう」との呼びかけに集まった、地元の中小企業者の経営者ら22名が受講。第2創業をテーマにした経営セミナーは県内の商工会では初の試みで、第2創業の実現に必要な幅広い基礎知識の習得など、全7回のカリキュラムで異業種・異分野へ進出するための実践的な講習が行われました。

 セミナー後、新たな第2創業に取り組んでいるのは、同区楽々園にある有限会社日向クリーニング。同社は、消臭不織布を使って悪臭を除去する消臭被服などを考案。先月末、実用新案登録の申請を行いました。背広やズボンの芯地に消臭不織物、寝具類の内部に消臭不敷物を使い、悪臭をカットすることで、消費者の快適な生活環境づくりに貢献するのが同社の新たな狙い。同社が使用する消臭不織物、消臭不敷物は汗や尿などの悪臭、気になる体臭などに対して効果があり、嫌な臭いだけを短時間で効果的に消臭。アンモニアに対する消臭効果は活性炭の5倍以上あり、日に干すか洗濯すれば消臭機能が回復し、「クリーニングに消臭という付加価値をプラスした、本業をさらに活性化する好事例だ」と同商工会の山本博明事務局長の期待も大きく、「高齢者福祉施設の居室や病院の病室など、臭いが気になる施設向けの商品にもなり得るもの」と、その可能性に注目。具体的な成果につながる支援に取り組みたいと、山本事務局長も意気込んでいるようです。

 「従来型の受け身の経営のままでは、中小企業の存立維持は難しい」と現状を指摘するのは、同商工会の塚本英明課長。「事業者らに自分を変えようとする動きが見られるようになった。意識改革に一定の役割は果たせたのでは」と塚本課長はセミナーの成果を分析し、それを後押しするため、新たな経営努力を求める個別指導に重点を置いた支援を進めていく考えを強調。地元の中小企業が経営資源を活用して経営革新を進めていくことが、新たな雇用や地域経済の活性化につながるとして、同社に続く第2創業実現をめざし、継続的な提案型指導に努めていくことがこれからの課題であると気持ちを引きしめているようでした。

●お問い合わせ/五日市商工会 TEL(082)923-4138

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