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恒例のマーケットで小学生が商売体験(安芸郡坂町)

[さかサンデーマーケットで地元の小学生たちが4つのお店を出店し、全店黒字の人気を博す]

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 安芸郡坂町で今月21日に開かれた“さかサンデーマーケット”で、地元の小学生ら16名がお店を出店し、初めての商売体験にチャレンジしました。小学生らは4つのグループに別れ、地元の特産品や手づくりアクセサリー、カップケーキ、遊戯の店など4店舗を出店。初めての接客に戸惑いながら商売体験を楽しみました。

 同マーケットで、小学生たちによる店舗の出店は初めて。将来の後継者を育成しようと坂町商工会が企画した「キッズ起業家育成講習会」の最終プログラムとして行われたもので、小学生らは呉大学の教授や学生、広島女子商学園高校の生徒たちのサポートで、お金と仕事をテーマにした講義や2回のワークショップを開き、約1か月かけて出店プランを練り上げてきました。

 当日は広島ベイマラソン大会と重なったことで、会場周辺の人出は普段よりも多め。たくさんの来場者でにぎわうなか、パソコンで作成したお手製のチラシをマラソン会場まで配り歩く子どもや、会場内で大きな声を上げて饅頭を売る歩く子どももいるなど、「とにかく彼らの積極さに感心した」と同商工会経営指導員の奥村冨士雄さん。校長先生らも駆けつけて不安げに見守る一方で、初めは戸惑いを見せていた小学生らもサポート役の女子高生とともに明るく元気に声を出しながら、お客さんとのコミュニケーションを楽しんでいた様子。手づくり商品を売り出した店では、追加仕入れができないために在庫切れとなるなど、「どの店も大盛況。赤字では困るため、4店まとめた連結決算で利益分配する予定だったが、全店黒字。1人当たり約2,000円の分配金を得た店もあった」と、奥村さんも意外な結果に驚き顔。みごと目標を達成した小学生らはその後、晴れて修了証書を手にしました。

 同商工会では今回の良好な結果を踏まえ、来年2月にもキッズ講習会の実施を予定。来年度以降も継続して行い、地域を支える未来の起業家を育てていきたいとしています。また、子どもたちの自立心を養うのにも役立つとして、総合学習の一環として講習会に参加してもらえるよう、地元の小学校に積極的に働きかけていく考えもあるようです。

 今回、子どもたちをサポートした女子高生のなかには不登校生もいたようで、キッズ講習会に協力した広島女子商学園高校からは、「子どもたちとのふれあいを通して自意識に変化があったのか、彼女が学校へ通うようになった。出店当日には、これまでにない生き生きとした彼女の姿が見られた」などの同商工会へ感謝の言葉がありました。これを受けて奥村さんは、地元の大型ショッピングモールと協力して店舗内に生徒たちが活用できるスペースを設け、彼女らにも商売体験を積んでもらえる機会を提供していきたいとも話してくれました。

●お問い合わせ/坂町商工会 TEL(082)885-1200

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