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伝統の歳末市のにぎわい商店街に再現(山県郡安芸太田町加計)

[地域発展のために地元の商工業者や住民が一体となり、古き伝統をよみがえらせる]

地域イベント

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吉水園の紅葉もまもなく見ごろを迎える

 陰陽の物産が集まった往年のにぎわいを再現する山県郡安芸太田町加計の「五サー市」が今月11日(土)、12日(日)の2日間、同地区の加計本通り商店街で開かれます。五サー市とは、昭和初期まで旧暦の12月25日に同地区の市街地を中心に催されていた“五歳市”に由来する市のこと。交通機関の発達していなかった当時、広島市を中心に多くの商人が集まり、近郷からは藁細工品、木製品、金属製品など多数の副業品が陳列、売買され、正月用の生活物資を求めて近隣町村から集まる多くの人出でにぎわったといいます。

 約60年前まで行われていた五サー市は、JR可部線の廃止問題が表面化した平成10年に地元の商工業者の発案によって復活。同地区伝統の歳末市のにぎわいを今に再現しようと、加計町商工会を中心に地元の人々らが、ふるさとならではの古き良き伝統をよみがえらせました。

 今年で7回目を迎える五サー市では、本通り商店街一帯に町内外から集められた農産物、海産物などの市が立ち並び、掘り出し物が盛りだくさんの物産特産市、伝統工芸品販売が行われます。同商工会でも本通り商店街の商店の一部や空き店舗にギャラリーを設置する“街ぐるみ博物館”を実施。博物館に見立てたストリートギャラリーで歴史とロマンの町並みを感じてもらおうと、昔懐かしい鍛冶屋館、灯の館を中心に、木工品、美術品など約30か所のギャラリーを開設し、10か所でポイントを集めた人の中から抽選で同地区の特産品などをプレゼントするスタンプラリーも行います。

 またこの両日と翌週20日(土)、21日(日)の計4日、同地区にある吉水園が秋の一般公開を迎えます。同園は、江戸時代中期に作られた庭園で園内には吉水亭、薬師堂など調和良く配置されており、園内の紅葉はこれからが見ごろ。「地元の人たちとのふれあいも楽しい、昔ながらの手づくり感いっぱいの市を通して加計の魅力を再発見して」と、同商工会の佐々木雅晴事務局長。みなさんもこの週末は、手づくりの温もりに満ちた商店街と、紅葉の美しい吉水園に足を運んでみてはいかがでしょうか。

●お問い合わせ/加計町商工会 TEL(0826)22-1221

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