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牛馬市のにぎわい甦る(御調郡久井町)

[ふるさとの歴史にちなむ“牛”をテーマにしたイベントで、町の活性化を図る]

地域イベント

なし

仮装牛デコもイベントの見もののひとつ

 かつての牛馬市のにぎわいを再現する御調郡久井町の名物行事「久井ウッシッシ祭」が今月17日(日)、同町の江木商店街一帯で開催されます。同町は、日本三大牛馬市のひとつ“備後久井(杭)牛馬市”の発祥地で、最盛期には伯耆大山牛馬市に次ぐ全国第2の規模をもつ牛馬市としてにぎわいを見せていました。このイベントは、郷土の歴史にちなむ牛馬市のにぎわいを再現することで町の活性化を図ろうと久井町商工会などが企画したもので、今年で5回目。牛そりのレースや模擬牛馬市をはじめ、牛にちなんだユニークな催しの数々が訪れる人を楽しませてくれそうです。

 イベント最大の呼び物となるのは、5人1組で行われる牛そり逆転レース。150kgの米俵に牛のぬいぐるみを着た体重50kg以上の人が乗り、残り4人がそりを引いてタイムを争うレースで、同イベントの目玉行事として人気を集めている催し。「豪華賞品のほかに参加賞もあり、参加料は無料。当日受付も可能で、男性、女性、男女混合などチーム編成は自由。グループでレースに出場して祭りを盛り上げて」と、同商工会経営指導員の河本勝宏さんも参加を呼びかけます。

 商店街では午前9時から、子どもみこしや鼓笛隊、やっさ踊りなど各種団体によるパレードがスタート。仮装牛デコを交えた行列が、久井化工跡地からメイン会場となる久井稲生神社までの道のりをにぎやかに練り歩き、町はお祭りムードに包まれます。メイン会場のステージでは、地元の岩海太鼓の演奏や景品つき餅投げなどが予定され、総額5万円相当の賞品を用意した牛うどん早食い大会は当日参加も可能です。

 商店街などではこのほか、一般公募、町内各種団体出店によるフリーマーケット、久井の特産品を中心に牛にちなんだ出店が並ぶ食のイベントなど盛りだくさん。子牛やポニーとふれあえる模擬牛馬市も開かれ、当日は歴史民俗資料館(杭の牛跡記念館)が無料開放されて、牛馬市の歴史をしのぶこともできます。みなさんもご家族で、久井のにぎやかなお祭りに出かけてみてはいかがですか。

●お問い合わせ/久井町商工会 TEL(0847)32-6199

※備後久井(杭)牛馬市とは・・・

応和年間(961~963)のころ備後国御調郡江木村(現久井町)に創設されたと伝えられ、安芸、石見、備後、備中などから牛馬が集められ、最盛期には牛約5,000頭、馬約1,200頭が取り引きされていた。伯耆大山牛馬市に次ぐ全国第2の規模をもつ牛馬市としてにぎわいを見せていたが、明治34(1901)年に山陽鉄道が下関まで開通したことで市場立地に変革が現われ、久井の牛馬市はしだいに衰微して昭和30年代に廃止された。同町の大仙神社には、この一千年もの歴史を有する牛馬市の記念碑なども残されている。

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