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地域の人材とともに職員も育成(安芸高田市6商工会)

[地域産業人材育成指導事業として行われるセミナーを通して、職員自らも意識改革図る]

セミナー・プロジェクト

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 地域産業の振興に貢献する新たな人材の育成に乗り出そうと、安芸高田市6商工会が市商工観光課と共同で7月から全10回の計画でスタートさせた「安芸高田ビジネス塾」が、カリキュラムの折り返しを迎えたようです。5か月間の継続的な講習で地域産業の担い手を育て、力強い産業と豊かな新市をつくり上げようというもので、これまで中小企業診断士や経営コンサルタントなどが、企業経営の仕組みや経営管理のあり方、経営者に求められる役割と能力、問題解決の考え方、進め方などについての講義を行ってきました。

 当初、定員30名で参加募集を地域の会員などに呼びかけたところ、65名の申し込みがあり、「意外な反応だった」と振り返るのは、吉田町商工会経営指導員の榎幸男さん。同塾は“経営管理基礎コース”と題して、経営に関する基礎知識を系統立てて学ぼうとするもので、資格取得などを目的としたものではなく、現在それぞれの企業で行われている経営に対し、基本と原則を身につけることで得られる新たな意識の変革を明日からの事業に役立ててもらおうというのが狙い。「経営環境が大きく変化するなか、さまざまな問題解決のためには自分自身が変わらなければいけない。その意味で成人教育は重要であり、その核心を突いたことで多くの参加者を集めた」と榎さん。当初見込みの倍以上の参加者があったことは、成人教育の市場が広いことを意味し、今回の仕掛けは商工会が今後、幅広くセミナー展開していくうえでの弾みにもつながるものと榎さんは見ているようです。

 これまで過去に6商工会が共同で行ってきた、企業経営の改善などをテーマにしたセミナーはいずれもテーマ別に行われ、経営に関する体系的な講習は今回が初めて。これが自己啓発、自己改革に意欲を燃やす人だけでなく、商工会職員の資質向上にも大きな役割を果たしている様子。同塾の毎回のカリキュラムに、各商工会の経営指導員も参加。実践的な知識や経営ノウハウを吸収し、これまで各指導員が培ってきた経験と合わせ、よりきめ細かな支援体制と充実させていくのが目的で、職員が自ら講師役となり、担当地域でこれからの人材育成に貢献するための活動を展開してもらいたいという考えが、同塾のもうひとつの狙いとしてあるようです。同塾は11月まであと5回のカリキュラムを残していますが、この講習をきっかけに将来の地域産業の担い手に加え、商工会職員による支援体制のいっそうの充実も大いに期待できることになりそうです。

 6商工会では引き続き、現在の事業の再構築や新展開を考える経営者などを対象に、広島県の経営革新支援法申請・認定を目標にした“経営革新チャレンジコース”を来月開講する予定。同コースは経営革新支援法の説明の後、個々の企業の新事業計画作成を行うもので、個々にコンサルタントが配置され、申請までの支援を行います。詳しくは、商工会までお問い合わせください。

●お問い合わせ/吉田町商工会 TEL(0826)42-0507

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