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一月遅れの七夕の宵祭り(比婆郡高野町)

[趣向を凝らした七夕行列が盛夏の夜、県北の山あいの町を練り歩く]

地域イベント

なし

 “月遅れの七夕”として知られる比婆郡高野町の伝統行事、「七夕まつり」が今月7日(土)、同町の新市市街地で行われます。この祭りは、高野町商工会青年部を中心とする地元有志が地域の伝承行事を掘り起こし、後世に伝えるとともに地域の活性化にも役立てようと今から30年前に復活させたもので、旧暦の七夕に笹飾りを持った子ども神輿行列などが市街を練り歩き、静かな山里に古風な祭りの音が響きます。

 七夕は桃の節句や端午の節句と並ぶ五節句のひとつで、全国各地でたくさんのお祭りや行事が行われる夏の風物詩。七夕はもともと中国伝来の星を祭る行事ですが、それがロマンチックな七夕伝説として日本に伝わり、日本の年中行事となったもの。新暦が導入される以前の明治維新まで、七夕は全国どこでも旧暦の7月7日に行われていました。明治維新により新暦が導入されて以降、都会などでは七夕は新暦に従って行うようになりましたが、先祖伝来の風習が息づく地方などでは旧暦に行事を行うといったばらつきが出てきました。有名なところでは、三大七夕祭りのひとつに数えられる宮城県仙台市の七夕祭りが旧暦の7月7日、つまり新暦の8月6日に行われるなど各地各様。県北にある同町もそうした風習が残る場所のひとつで、同町新市地区では旧暦7月7日の夜に七夕行事を行うことが、古くから伝統として伝えられています。

 まつりのメインは、午後7時30分から始まる七夕行列。笹に願い事を書いた短冊や提灯を付け、地元の子どもたちが笛や太鼓に合わせて新市町内を練り歩きます。地元有志でつくる七夕まつり応援隊による祇園祭屋台、大七夕飾り、パフォーマンスパレードなども行列に加わって、中心市街地をにぎわせます。沿道には金魚すくい、ヨーヨー釣りなど夏祭りらしい夜店やバザーが軒を連ね、ふれあい広場特設コーナーではフリーマーケット、スイカ割り、各種パフォーマンスなどの多彩な出し物が。250発の納涼花火大会や縁日将棋(プロ棋士による多面打ち)やバンド演奏などに加え、「高野では初めてとなるDJを交えたライブもあり、例年にない活気が期待できそう」と、同商工会経営指導員の湯川秋美さんも今から祭りが楽しみな様子。なお、納涼花火大会は同9時ごろ、各種催しは同7時ごろから10時までの予定です。みなさんもぜひ、静かな山あいの町の一月遅れの七夕祭りを楽しんでみませんか。

●お問い合わせ/高野町商工会 TEL(082486)2011

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