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万葉の里に古の調べよみがえる(安芸郡倉橋町)

[一世を風靡した名シンガーが、倉橋ゆかりの万葉の和歌を歌にして披露]

地域イベント

なし

 安芸郡倉橋町の倉橋町商工会女性部が来月5日(木)、同町の桂浜ふれあいセンターで、“万葉の里・倉橋”にちなむコンサートの開催を予定しています。同町に残る万葉の和歌をテーマにしたミニコンサートで、同女性部では「倉橋ならではのちょっと変わったコンサートを楽しんで」と広く参加を呼びかけています。

 コンサートを行うのは、昭和30年代半ばに“ジュン&ねね”というユニットでレコードデビューし、『愛するって怖い』などのヒット曲で人気を集めた早苗ねねさん。ねねさんはユニット解散後も精力的な音楽活動を続けており、現在、万葉の和歌に曲をつけたオリジナル曲などを制作。全国各地でギターのソロ演奏による音楽活動を行うとともに、CD「花のいろは」を発表しています。

 コンサートが行われる倉橋は古来、長門島と呼ばれ、瀬戸内海交通の要衝でした。天平8(736)年に派遣された遣新羅使はこの地に停泊し、いくつかの歌を残しています。万葉集には大石蓑麿(おおいしのみのまろ)の歌など8首が載せられており、柱浜神社の大鳥居のそばにはその万葉歌碑が建てられています。8月6日の原爆記念日、原爆ドーム前の元安川親水護岸で行われる「2004地球ハーモニーコンサート」に出演するねねさんが万葉の里・倉橋の歴史を知ったことから、8月の来広を機に、倉橋に残る和歌をテーマにしたコンサート“万葉の海”を当地で開くことになりました。

 「万葉の歌はもちろん、ねねさんが得意とするハワイアンソングや往年のヒット曲なども楽しめるコンサートになりそう」と語るのは、コンサートの仕掛け人でもある「水・ヒト・広島・平和」音楽物語実行委員会の濱本聡さん。濱本さんは呉市出身の音楽家で、イベントメーカーとして広島でさまざまな音楽活動を展開。今回のコンサートも濱本さんがねねさんに提案し実現したもので、歴史ある瀬戸内海のすばらしさを音楽を通して内外にPRしたい考え。「倉橋の後、鞆の浦で同様のコンサートを開く予定。その後も瀬戸内海沿岸の万葉ゆかりの地、宮島、蒲刈、安芸津などでもイベントを仕掛けていきたい。音楽にのせて瀬戸内独自の伝統文化を発信することは、沿岸地域の活性化にもつながると確信している」として、該当地域の商工会に協力を求めたいと呼びかけています。

 芸能界の第一線を退いた後、マウイ島に居を構え、ハワイ大学を卒業。また、自然保護の観点から過去に八丈島町長選挙に立候補するなど、ユニークな経歴をもつねねさんのおしゃべりもお楽しみ。この秋の実に32年振りとなるジュン&ねね再結成を前に、風光明媚な万葉の里で披露されるねねさんのすばらしい歌と歌声に今から期待が高まります。開場午後3時30分、開演同4時。入場料2,000円。チケットのお問い合わせは、同商工会までお気軽にどうぞ。

●お問い合わせ/倉橋町商工会 TEL(0823)53-0030

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