アクティブニュース

全てみる

神話の山に初夏の訪れ(比婆郡比和町)

[新緑のシーズンを迎えた国定公園吾妻山で、夏山登山の安全を祈願する恒例の山開き]

地域イベント

なし

新緑の高原を舞台に伝統芸能などを披露する

 先週末、中国地方の梅雨入りが発表されました。平年より8日、昨年より12日早い梅雨入りで、先日も県内各地で大雨が降るなど梅雨らしい天候となりました。本格的な雨のシーズンとなり、ジメジメと湿気の多い日が続くと何となく気分も沈みがちですが、季節はいよいよ春から初夏へ。野山は鮮やかな緑に衣替えの真っ最中で、比婆郡比和町では今週末、新緑の高原を満喫しながら初夏の訪れをいち早く感じることのできるイベントの開催が予定されています。

 広島、島根両県にまたがる比婆山連峰の一霊山として名高い国定公園吾妻山が本格的な新緑のシーズンを迎え、地元の比和町商工会では恒例となった「吾妻山山開き」を今月6日(日)、同山の池の原で行います。標高1239m、吾妻山は伊邪那美命(イザナミノミコト)にまつわる神話の山で、古くは『古事記』にもその名を記す名峰。ブナの原生林が茂り、イワカガミなど山野草や高山植物の宝庫として知られ、ハイキングやキャンプ紅葉狩り、スキーなど四季折々に美しい自然を満喫できるレジャースポットとしても人気を集めています。

 山開きは毎年6月の第1日曜日に行われる恒例の行事で、今年で34回目。午前10時から行われる吾妻山の夏山登山の安全を祈願する神事式に幕を開け、神事式の後、比和牛供養田植(県指定無形民俗文化財)の植拍子が原曲となった広島県民謡のばい流し、町の新たな名物にと同商工会が考案した比和音頭などの踊りの披露、各種イベントが繰り広げられ、神楽の奉納と餅まきで締めくくります。イベントでは凧あげ大会、カラオケ大会、ミニコンサートなどのプログラムが予定されており、商工会青年部、女性部など町内7団体によるバザーコーナーでは、比婆牛の丸焼き、ふるさと産品の展示即売などが人気を集めそうです。

 高山植物の宝庫、初夏の吾妻山にはタニウツギやレンゲツツジなどが咲き乱れ、耳に心地よい野鳥の鳴き声、若葉に集う生き物たちなど、初夏の到来を感じさせてくれる光景がそこかしこに広がります。また、同町木屋原のグリーンポート吾妻路では毎週日曜日、地元の新鮮野菜などを集めた「比和の特産市場」が開かれており、「山開きがある6月6日は要チェック」と同商工会経営指導員の平岡耕三さん。場所は国道432号線、庄原方面から同町に入って最初の信号が目印。山開きへお出かけの際、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

●お問い合わせ/比和町商工会 TEL(082485)2330

このサイトを広める