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花を通じて住民参加の町おこし(廿日市市吉和)

[休耕田にひまわりを栽培しようと、商工会と地域住民らが共同で苗づくりに取り組む]

地域イベント

なし

昨年は休耕田に1,600本のひまわりが植えられた

 花のある個性豊かな地域の景観づくりを進めている廿日市市吉和の吉和商工会の職員らが今月16日、地域住民らとともにひまわりの苗づくりを行いました。山村の地域資源を生かした環境保全活動を推進しようと、同商工会では昨年から、地元の観光協会などと合同で地域の休耕田を活用した景観作物の植栽事業を行っています。この事業は、使われていない休耕田を整備し、地域住民や観光客などに憩いの場として活用してもらえる景観修景を行うとともに、地域が一体となった景観の保全活動を通じて過疎化、老齢化する山間地の活性化を図ろうというもの。

 昨年、地元のウッドワン美術館で『農夫』が特別展覧されたのをきっかけに、作者のゴッホにちなんで地域にひまわりを植えようと活動がスタート。同商工会などが休耕田を管理する農事組合法人に協力を依頼し、中国自動車道吉和インターチェンジにほど近い国道186号線沿いの農地を借り受けて、植栽事業に着手。昨年6月、地域住民らとともに荒れた耕地を耕し、ひまわりの植苗を行いました。事業をさらに本格化させようと先月16日、商工会と観光協会を中心に地元の小中学校やPTA、農事法人組合などで組織する“花のある吉和づくり実行員会”が設立され、その活動の普及を図ろうと、地域住民などにも参加を呼びかけて苗づくりが行われました。

 苗づくりに集まった同委員会のメンバーや地域住民ら約40名は、「良いひまわりを育てるには良い苗づくりから」と意欲的に作業に取り組み、ハイブリッド・サンフラワーの苗、約1万2,000本を丹精込めて手づくり。命を育てることの喜びを感じた様子でした。同委員会では来月26日、約11万㎡の耕地に苗を移し、同時にトウホクヤエヒマワリも新たに植えて、お盆前に2種類のひまわりを咲かせる計画です。またこの日、食用ひまわりづくりも試験的に行われ、「ひまわりの種を使ったパンづくりを試み、うまくいけば吉和の新たな名物として商品化もめざしたい」と同商工会経営指導員の山崎一成さん。夏を代表する花、ひまわりを通じて吉和のイメージを高めることで、今後さらに地域の活性化を図りたい考えのようです。

●お問い合わせ/吉和商工会 TEL(0829)77-2565

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