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山あいに昔ながらの田植え風景(山県郡豊平町)

[外国人留学生も参加して、日本ならではの華やかな田園絵巻を繰り広げる]

地域イベント

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飾り牛や早乙女たちが繰り広げる華やかな伝統芸能

 毛利元就の子である吉川元春が入城した町で、吉川家ゆかりの史跡が数多く残り、神楽などの伝統芸能が懐かしいふるさとを思い起こさせてくれる県北の山あいのまち、山県郡豊平町。郷土の歴史や暮らしを伝える貴重な財産として、同町ではこの地方に古くから伝わる伝統芸能を大切に保存、継承しています。神楽に代表される郷土芸能は同町が誇りとするもので、これらを伝承し、保存するための一環として、ふるさとの文化を内外に向けて発信するさまざまな伝承活動が行われています。

 のどかな田園に繰り広げられる農村行事、“花田植え”も同郡一帯に伝わる伝統芸能のひとつ。花田植えとは、笛や太鼓の囃子に合わせて田植え唄を歌ったり、牛を美しく飾りたてて苗を植え進める農村行事で、毎年5月初旬から6月中旬にかけては県北各地ににぎやかな田植え囃子が響きわたる季節。同町でも今週末、地元の田ばやし保存会などが地域文化を生かした観光振興を図ろうと、飾り牛やお囃子、早乙女たちによる華やかな伝統芸能の開催を予定しています。

 今月16日(日)に行われる「原東花田植」は、今年で20回目を迎える同町の恒例行事。同町志路原の志路原ライスセンター前特設会場で、花や鞍、幟などで美しく飾られた飾り牛が、代かきの技を披露。その後、ささら竹を持ったさんばいの指揮による大太鼓、小太鼓、手打ち鉦、笛などの囃子に合わせて、かすりの着物姿の早乙女が声高らかに田植歌を歌いながら、苗とりから本田植を行います。新緑を背景に、早乙女が田植えを行う風景は日本ならではの美しい田園絵巻ですが、「豊平の伝統行事は国際交流の場にもなっている」と豊平町商工会経営指導員の清水久美子さん。同町の花田植えには、毎年多くの外国人留学生が参加。昨年は、イギリスやメキシコ、ベネズエラなど各国の留学生たちが田植えの輪に加わり、今年も広島大学の学生を中心に12~13名の留学生たちがあでやかな早乙女となり、のどかな田園風景の中で異文化交流を深めます。

 当日は、地元の上石神楽団による神楽公演、川戸千石太鼓による太鼓演奏など各種芸能発表、餅まき、本格手打ちそばをはじめとする同町の特産品の販売なども盛りだくさん。みなさんもこの機会にぜひ、静かな山あいの里で昔ながらの田植え風景を楽しんでみてはいかがですか。

●お問い合わせ/豊平町商工会 TEL(0826)83-0036

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