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毛利氏の里にいにしえの雅び(安芸高田市吉田町)

[300年余の歴史を誇る伝統行事。屋台の上で中学生らが歌舞伎を演じながら町内巡回]

地域イベント

なし

町中に繰り出す2台のだんじり屋台で子ども歌舞伎を上演

 ゴールデンウィークを間近に控え、いよいよ本格的な行楽シーズンの到来。県内各地でも海、山、街でさまざまなイベントの開催が予定されています。戦国武将・毛利元就が生涯を過ごした地として、毛利氏にまつわる史跡、名所が数多く残され、その歴史的風土を生かした町づくりをめざす安芸高田市吉田町では、5月5日の子供の日に300年の歴史を誇る伝統行事が今年も華やかに催されます。

 毛利氏の城下町として発展した同市吉田町。毛利輝元が広島市に城を築いた後も陰陽を結ぶ宿場町としてにぎわい、毎年5月5日、当時の町の活気を今に伝える「市入り祭」が行われます。市入り祭は、毛利氏の祈願所でもあった清(すが)神社の例祭で、延宝2年(1674)に始まったとされる伝統の行事。吉田の市入りとして有名で、吉田町商工会では設立以来、同行事を観光事業の一環として受け継ぎ、同町の本通り商店街などを会場に毎年開催しています。

 「いちばんの見どころは、町内を練り歩くだんじり屋台」と同商工会の三宅七生治事務局長。祭りでは、清神社の御神輿を中心とした御幸の行列巡幸があり、その行列に続いて千歳山・八雲山2台のだんじり屋台がお供をします。だんじり屋台は京都祇園祭の山鉾(やまぼこ)をかたどったもので、この屋台で上演される子ども歌舞伎が見もの。花形の子ども歌舞伎を演じるのは地元の吉田中学校1、2年の生徒たちで、午前10時30分、同11時にそれぞれ清神社を出発するだんじり屋台の上で3人が1組となり、歌舞伎の『新版野崎村・泣笑親子対面鏡』『太閤記・十段目尼崎の殿(改良版)』の名場面のダイジェストを披露しながら終日、町内を巡回します。

 歩行者天国となった商店街には市が立つように屋台が並び、町も終日お祭りムード一色に。やまめのつかみ取り大会、フリーマーケット(30日まで参加者募集)に加え、飲み食い広場や豪華景品の当たる町内クイズめぐり、武者との記念撮影会など楽しい企画も盛りだくさん。「吉田ならではの伝統の祭りを楽しんで」と三宅事務局長。みなさんもゴールデンウィークにぜひ、吉田に伝わる伝統行事に参加して、ふるさとならではの祭りの楽しさを満喫してください。

●お問い合わせ/吉田町商工会 TEL(0826)42-0507

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