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山あいの町に春の訪れ(山県郡大朝町)

[商店街を舞台にした伝統行事を、ふるさとの再認識を促すきっかけに]

地域イベント

なし

正午からの山車パレードはイベントの目玉

 文化11年(1814)、山県郡大朝町で町の中心街が焼失する大火災が起こりました。当時の住民らはその後、火災消除の守護神として愛宕神社を建立し、同神社にふるさと安泰の願いを込めました。この際、ふるさとが安らかとなるよう催された祭事は、後に190年近くもの間脈々と受け継がれることとなり、毎春の伝統行事として地域の人々に長年親しまれてきました。これが、今に伝わる「大朝春市(わさまち)」です。

 近年になって大朝町商工会が商工会事業のひとつとしてこれを受け継ぎ、文化的事業を通じて地域の活性化を図る春祭りとして執り行うようになりました。この伝統の春祭りが今月29日(祝)、同町大朝の大朝商店街一帯で開催されます。

 同イベントは、大朝に春の訪れを告げる伝統行事で、商店街全体を使った芸術作品の展示会や商店街を練り歩く山車のパレードが見もの。200mの商店街を芸術作品で彩るアートストリートは、多彩な作品を通した遊びの中から商店街の良さを見直してもらおうというもので、おおあさ自遊館を中心に商店街の空き店舗を含む10店舗に“大朝の自然、風俗、歴史”をテーマとした絵画や陶芸、木工作品など約500点を展示。メインステージでは、地元の大塚神楽団による神楽の公演、可愛川太鼓の演奏、瑞穂ひょっとこ踊りなどの郷土芸能が盛りだくさん。正午、大朝町女性会の大朝音頭の行進を先頭に、同商工会青年部をはじめ13台の山車が繰り出すと、商店街はお祭りムード一色に。沿道には町内24団体の露店も軒を連ね、町全体に活気がみなぎります。「時代とともに趣きは変わってしまったが、商店街自身の力で地域を盛り上げ、この町並みの素晴らしさをもう一度見直してもらいたい」と、同商工会経営指導員の栗栖和義さん。みなさんもぜひ、この大朝町の伝統行事に参加してみませんか。なお、アートストリートは5月2日(日)まで一般公開される予定です。

●お問い合わせ/大朝町商工会 TEL(0826)82-2576

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