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新商品開発で地域社会に貢献(比婆郡比和町)

[竹炭を生かした装飾品の開発が、特許申請や雇用創出などにつながる]

事業所・店舗紹介

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 比婆郡比和町比和の建設業、(有)足立建設が商品化に成功した、竹炭を使った装飾品が人気を集めているようです。同社が開発したのは、竹炭を部材に加工して組み上げた花器と照明具。道路工事に伴い伐採した竹を三次市の産業廃棄物処理施設に搬入するのにはコストがかかり、また不法に焼却処分できないことから、昨年、足立忠義社長が自前の炭窯を使って燃料炭にしたのがきっかけ。「折れた竹炭を事務所の机に置いて一輪挿しにしたら、これがずいぶんと評判が良かった」と足立社長。それが竹炭を商品化する大きなヒントになりました。

 足立社長は昨年6月、比和町商工会と西城町商工会が合同で行った「地域密着型経営革新推進事業」の講習会に参加。その後、燃料用として倉庫に眠っていた竹炭を新たな事業、売り上げにつなげることはできないかと、中小企業診断士と約半年かけて事業計画を練り上げ、“健康に優しい竹炭関連ビジネスの展開”によって昨年12月、経営革新支援法の承認を受けました。革新計画の策定と平行して、独自の炭窯管理法や竹炭の加工法などを工夫。竹炭は性質上、軟らかく粉がこぼれやすいのが欠点ですが、足立社長は炭窯に改良を加えて温度調整を繰り返しながら、強度に劣る竹炭を固く焼き締める方法を編み出し、特許も申請しました。

 「炭焼きや竹炭の組み立てなど、結果的に地域の高齢者が活躍する場も提供できた」と足立社長。同社の工房では現在、計6名の高齢者が竹炭製品の製作に携わっています。同社の新事業進出が地域の雇用促進にもつながったことが、支援法の承認を受ける大きな決め手となりました。量産した炭窯で他地域の人たちにも竹炭づくりに取り組んでもらい、外出できない人には端材を組み合わせる手作業を家庭で行ってもらうなど、自らの新事業を通して、高齢者が生き生きと働くことのできる地域づくりに貢献したいのが足立社長のこれからの目標。一方で、「竹炭一山いくらの考えが、まさか特許や雇用にまでつながるとは。連日、マスコミの取材依頼も多い」と、今の状況に驚きも隠せないようです。

 新商品は今月19日から、花器3,800円、照明具1万3,000円でそれぞれ販売。同社で直販するほか、電話での注文も受け付けています。商品についてのお問い合わせもお気軽にどうぞ。

●お問い合わせ/(有)足立建設 TEL(082485)2626
●お問い合わせ/比和町商工会 TEL(082485)2330

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