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景気・経済と合併について学ぶ(高田郡甲田町)

[合併後の参考にと、政治経済評論家が大きなテーマの中から具体策をアドバイス]

セミナー・プロジェクト

なし

 変革期を迎えた日本経済や市町村合併とこれからの地方自治のあり方など、昨今の日本を取り巻く社会情勢について広く学んでもらおうと、高田郡甲田町の甲田町商工会が17日、地元の商工会員らを集めて「新春経済講演会」を開催しました。今年3月1日、同郡の6町が合併して“安芸高田市”が誕生します。この講演会は、新たな市制施行が実現するのに合わせ、日本経済の見通しを知ったうえで、地域経済の活性化や地域イメージの向上など、新市の生活拠点となる新しい都市空間を創出するのに役立ててもらおうと企画されたもの。講師に招かれたのは呉市出身で、同郡にゆかりのある政治経済評論家、板垣英憲氏。「どうなる日本経済と景気 どう動く市町村合併~迫られる地域の自立と商工会」をテーマに講演を行い、参加した55名の会員らが熱心に耳を傾けました。

 経済と景気をテーマにした講演の前半で板垣氏は、景気循環10年説を紹介し、戦後の日本経済は10年サイクルで不景気と好景気が循環してきた過程を詳しく解説。大きなテーマを述べながらも、その経験則に基づけば平成14年秋ごろから景気の上昇トレンドが始まっていると、会員らを勇気づける言葉を盛り込みました。また、小泉首相の構造改革や小泉政権が取り組むべき緊急政策課題、景気上昇のための基礎的条件など、今の日本経済に求められる真の改革あり方を説明した後、中小企業の勝ち残り戦略として、知的所有権を有効活用して企業収益に結びつけていくこと、日本ならではの伝統技能を新製品開発に生かすことなどを参加者らにアドバイスしました。市町村合併については、合併によって地域力を高めるため、地域資源を活用した新しい魅力を作り出すよう助言。野山の花や枝葉を、料理に添えて季節感を演出する“つまもの”として商品化し、その年間販売額が2億円を超える徳島県上勝町のいろどり事業などを例にとり、『GFF(緑と花と果実のまち)』がキャッチフレーズの同町が合併を機に新たな魅力を創造すれば、さらに地域の交流促進と活性化を図ることができると説明しました。講演会を企画した経営指導員の香口宏治さんは、「ふるさとの自然を見直せば、そこに何らかのビジネスチャンスを生み出す手立てがあるのではないかと思った。大いに参考になった」と感想を述べ、1時間10分にわたる講演に満足の様子でした。

●お問い合わせ/甲田町商工会 TEL(0826)45-2054

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