アクティブニュース

全てみる

過疎地に情報化の波を(廿日市市吉和)

[部設立20周年を記念して、ITを学ぶための記念講演を青年部員らが企画]

セミナー・プロジェクト

なし

 廿日市市吉和の吉和商工会青年部が19日、同青年部設立20周年を記念する講演会を行い、21世紀社会における情報化への対応策などについて学びました。同青年部は、過疎高齢化が進む同地域の自立と再生をめざし、3年前から“情報化”をテーマにした事業を積極的に展開しています。中山間地域ではネットインフラの構築は民間による整備を当てにできないこともあり、部員らは独自に催す研修会などを通じて、快適なネット環境の実現に取り組んできました。「廿日市市と合併したが市役所まで車で1時間。物理的に不利な条件をクリアするためにも、中山間部にこそ合理的なネット環境の整備が必要」と、同商工会経営指導員の山崎一成さん。これまでに培った知識を生かし、部員らは昨年からパソコンネットワークを利用した会議システムを役員会などの場に試験的に導入。また、同地域特産のわざび製品をネット販売する事業を起こした部員もいるなど、さまざまな場面で情報化への対応が見られているようです。

 同青年部が講習会を通じてITを学ぶのは今回が初めて。講師に招かれたのは、パソコンの導入操作、運用指導などを行う(株)パルウェーブ代表取締役の原田美穂さん。「中小企業の情報化のポイント~ネットワーク社会と情報化社会の現状~」をテーマにした講演の中で原田さんは、グローバルな視点でネットワーク社会の現状についてふれ、各国の動向、インターネットの利用状況やブロードバンドの普及率などを説明。さらに、ITがビジネスの仕組みを変えることや、中小企業が勝ち残っていくための活用法などをアドバイスした後、ITを活用したビジネスモデル例などを参加者らに詳しく紹介しました。ITの効果的な活用は住民生活にも大きな影響をおよぼすことが想定できるとあって、青年部のメンバーほか、青年部OBや地元の商工会員ら30名が熱心に講演に聞き入りました。「内容の濃い講演で参考になることも多かったと思う。過疎地で新たなビジネスチャンスをつかむきっかけにもしてほしい」と、山崎さんも参加者らのこれからに大きな期待を寄せているようでした。

●お問い合わせ/吉和商工会 TEL(0829)77-2565

このサイトを広める