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鎖国時代の使節団を今に再現(呉市下蒲刈町)

[朝鮮通信使の再現行列が町を練り歩く、観光キャンペーンのハイライトイベント]

地域イベント

なし

再現行列は、蘭島閣美術館前の石畳を練り歩く

 呉市下蒲刈町で先月26日からスタートした観光キャンペーン「下蒲刈~文化と歴史の祭典」のハイライトイベントとして今月26日(日)、「朝鮮通信使再現行列イベント」が開催されます。同町は、古来より瀬戸内海の海上交通の要衝として栄え、江戸時代には朝鮮王朝からの使節団、朝鮮通信使を迎えた港町として知られています。同キャンペーンは、同町における創造的で文化的な活動のための環境づくりを推進するとともに、地域の芸術文化について理解を深めてもらうことを目的に行われているもので、蘭島閣美術館所蔵名品展示、松濤園名品展をはじめ、姫ひじき塩づくり体験、ふれあい海岸教室やふれあい昆虫教室など、同町の豊富な観光資源を生かした数々のイベントが観光客を楽しませています。今回行われる朝鮮通信使再現行列は、2か月にわたる同キャンペーンのメイン行事に位置づけられる催しで、地域の歴史の掘り起こしと当時の国際交流の足跡をたどり、日韓友好に貢献することを目的に行われるもの。イベントでは江戸時代の朝鮮通信使行列を今に蘇らせ、国際色豊かな時代絵巻を下蒲刈の地に再現します。

 当日は、同町の朝鮮通信使資料館、御馳走一番館に展示される衣装や、この日のために縫製された色鮮やかな装束を身にまとった正使、副使、従事官の三使以下、軍官、楽人、訳官など総勢130名の行列が午前11時、呉市役所下蒲刈支所を出発。催事会場となる下蒲刈中学校まで約1.2kmの道のりを1時間30分かけてゆったりと練り歩きます。当時を彷彿その華麗な再現行列が、沿道の観客を大いにわかせてくれることになりそうです。行列到着後の下蒲刈中学校では国書交換式が行われ、さらに朝鮮民謡アリランに合わせた踊りなどが披露されます。朝鮮通信使が来日した際、幕府から御馳走所に指定された同町は、広島藩浅野氏の接待のもと藩を挙げての大歓迎を行いました。この地でのもてなしは“安芸蒲刈御馳走一番”と云われるくらい大規模なもので、朝鮮通信使を迎えるにあたり、“三汁十五菜の膳”が準備されたといわれています。催事会場となる下蒲刈中学校では、朝鮮通信使をもてなしたそれらの料理、郷土料理を詰め合わせた御名残弁当が販売されるほか、下蒲刈町商工会女性部や地元の漁協などが屋台を設けて特産品や鮮魚の販売などを行い、祭りの雰囲気を盛り上げます。「華麗な歴史絵巻を楽しみに、もてなしの心にあふれたこの下蒲刈に足を運んでほしい」と下蒲刈町商工会経営指導員の蒲田勝久さん。また、25日(金)からは蘭島閣美術館所蔵名品展、松濤園名品展の第2期がそれぞれスタート(~11月24日(月))。みなさんもこの機会にぜひ、江戸時代の使節団を再現する朝鮮通信使行列とともに、同町の豊かな文化と歴史を楽しんでみてください。

●お問い合わせ/下蒲刈町商工会 TEL(0823)65-2522

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