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日本の文化を気軽に楽しもう(佐伯郡大野町)

[厳島神社の玄関口として栄えた通りに、文化の香り漂う楽しい催しが盛りだくさん]

地域イベント

なし

当日は、宮島口に日本文化を楽しむ催しが満載

 日本三景、安芸の宮島への観光客減少にともない低迷の続く対岸の玄関口、佐伯郡大野町宮島口。同町の大野町商工会では昨秋、JR宮島口駅から桟橋までの間の宮島口商店街とその周辺に新たな活気を呼び込もうと、同地区活性化策の一環として、200年以上続く伝統工芸“宮島お砂焼”をテーマにしたイベントを企画、実施しました。その昔、厳島神社へ渡る桟橋などの門前町として栄えた宮島口通り。この地には、厳島神社ゆかりの宮島お砂焼の窯元をはじめ、多くのみやげ物店や飲食店が軒を連ねるなど、日本のもてなし文化の余韻が今も残っています。同地区に継承される日本文化を身近なものとして楽しんでもらい、その魅力を広くアピールしようと昨年初開催されたイベントは、秋の観光シーズンの最中に宮島への観光客など多くの人を集めて盛況を博しました。同商工会では今年も宮島お砂焼をキーワードに、文化の香り豊かな地域づくりをすすめて同地区を活性化しようと、同商店街一帯で今月19日(日)、2回目となる「宮島お砂焼まつり」を開催します。

 今年のテーマは、“ちょっと気軽に、日本の秋のおもてなし”。宮島口に伝わる宮島お砂焼を中心に、陶器市や陶芸の実演、上田宗箇流のお茶会、大野瀬戸のグルメ市、街角コンサートをはじめ、文化の香りと余韻の残る各種催しが行われます。なかでも注目されるのが、昨年も人気を集めた陶器市と陶芸の実演。同町のお砂焼三窯元による共同陶器市では、日用品としても利用できる陶器が市価の3割引きで手に入り、ロクロ陶芸の実演コーナーでは、素焼きの陶器づくりを先着順で体験することができます。また、桟橋前のロータリー周辺では、かきフライやアサリのかき揚げ、小イワシの天ぷらなど同町の名産品を満載した大野瀬戸のグルメ市、フォークやジャズなどの街角コンサートなどが開かれ、食と音楽の楽しい雰囲気が、来場者を遊びの空間へと誘います。このほか、昔の遊びコーナーや屋外レトロ写真館、着物着付けコーナー、しだ籠の実演と販売などで日本の文化にふれることができ、入湯料500円で楽しめる宮浜温泉お湯めぐり、ボランティアガイドが案内する記念品付き史跡めぐり、地元の小学生らによるイベントの英語版パンフレットの配布や観光ガイド(英語も可)といった、来場者らに同地区ならではのホスピタリティを満喫してもらうための企画も盛りだくさん。「今年は催しの数も増えた。もてなしの文化が残る宮島口で、日本ならではの文化を大いに楽しんでほしい」と、同イベントを企画した同商工会経営指導員の岩田一典さんも開催が今から待ち遠しい様子。みなさんも日本文化を楽しみに、宮島口へ足を運んでみませんか。

●お問い合わせ/大野町商工会 TEL(0829)55-3111

※宮島お砂焼とは…

江戸時代、旅のお守りとして厳島神社本殿下の砂を持って行く習慣があり、この砂を混ぜて焼いたのが起源とされる。その後、いくどとなく窯の興廃があり、現在のお砂焼の基礎が固められたのは明治中期。川原陶斎氏、山根興哉氏らが継承した。清楚な雰囲気に特色がある。平成3年、広島県伝統工芸品に指定。

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