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福祉介護施設への出張サービス事業を開始(安芸郡海田町)

[地元の美容室が、新たなビジネスモデルと雇用の拡大につながる経営革新に取り組む]

事業所・店舗紹介

なし

高齢者の方に美容サービスをする中田喜美子社長(左)

 今年7月、中小企業経営革新支援法に基づく経営革新計画の承認を受けた安芸郡海田町の(株)ビューティセブンハウス(同町曙町2丁目)が22日、同町日の出町の痴呆性高齢者グループホーム、安芸ひまわりでテストマーケティングを行いました。同社が承認を受けた事業内容は、福祉介護施設への出張美容サービス。同社の中田喜美子社長は、海田町商工会女性部が毎年秋と冬の年2回、地域の福祉施設を訪問して行う理髪ボランティアに長年参加。一連の活動を通じて、福祉介護施設への出張美容サービスのビジネス分野が未開発であることに着目。自社の得意分野を生かしたその新規分野への進出をかねてから検討していました。中田社長は今年3月に開かれた「平成15年度安芸地区地域密着型経営革新推進事業説明会」に参加。その後、同商工会と中小企業診断士から3か年間の経営革新計画の作成、具体的施策の確認、支援法申請書作成などの支援を受け、7月に経営革新計画承認の申請書を提出しました。同町で経営革新計画の承認を受けた企業は、同社で6件目。

 同社が今回行ったのは、新サービスの本格展開の前にシュミレーションを実施し、その手ごたえを知ろうというもので、安芸ひまわりの入所者にシャンプーやカット、セットなどのサービスを行いました。「従来はこのためにスタッフが入所者を外へ連れていくなどの手間がかかったが、本人たちはもとより、その家族にも喜んでもらえる」と木村一江施設長。同施設内に洗髪台のスペースを提供するなど、中田社長の計画に協力してきました。サービスを受けた入所者らは、美容室独特の仰向け洗髪に戸惑いを見せながらも「とても気持ちよかった」「サッパリした」と満足げ。外出しなくても手軽に受けられる新サービスの快適さを満喫していました。こうした出張美容サービス事業への進出を通じて中田社長がめざすのは、美容業界の地位向上。そのため、地元の同業者らと雇用の場を分かち合うアウトソースによるネットワーク体制を確立し、同サービスをコミュニティービジネスへと発展させることが大きな狙いです。「新たなビジネスモデルの道筋を示しただけでなく、既存市場で伸び悩みの需要を分け合う他の美容業者に労働の場を提供できることも評価に値する」と、中田社長を支援した中小企業診断士の馬場宏二氏。中田社長は今回のテストマーケティングを、自分の理想どおりの展開と振り返り、「高齢者の方に喜んでもらえることがいちばんだが、より多くの人の参加による訪問派遣できるような団体を組織し、地域一体となって新サービスに取り組んでいきたい」と、これからの目標を聞かせてくれました。

●お問い合わせ/(株)ビューティセブンハウス TEL(082)823-6373
●お問い合わせ/海田町商工会 TEL(082)822-3728

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