アクティブニュース

全てみる

もうかる特産品づくりに着手(豊田郡豊町、豊浜町)

[地域の特性を掘り起こし、販売志向的な取り組みを重視して新たな商品開発めざす]

地域イベント

なし

生産者グループや両女性部員など20名が参加

 豊田郡の豊町商工会と豊浜町商工会が現在、町おこし支援事業の一環として、地域の生産者らを対象とした2商工会共催の特産品づくりに関する研修に取り組んでいます。同地域では、呉市との広域合併に向けた動きが進むなか、商工会における地域運営においても広域的な連携、組織体制づくりを行うことが求めてられています。とりわけ、観光産業を中心に広域連携を生かした情報発信などの取り組みを進める際、両町は多くの面で立ち遅れが目立つことから、大崎下島広域における新たな観光開発、特産品開発を進めることが重要な課題となっていました。両町では、瀬戸内の雨の少ない温暖な気候が育てたかんきつ類などが特産として知られていますが、特産品づくりに関しては地域のボランティアグループを中心に小規模に進められてきたのが現状で、本格的な開発を行うといった積極的な動きがこれまで見られませんでした。また、いくつかの特産品を開発するもののそれを加工、販売する主体者がいないことも問題とされていました。とくに豊町は、過去に竹原市域における特産品開発コンクールなどで多くの実績を残していることから、それらのアイデアを生かした販売志向的な取り組みを重視していく必要があると判断し、地域の活力と魅力を高めるためにも重要な、島の個性と結びついた特産品づくりに関する研修を進めることとなりました。

 “もうかる特産品づくり”をテーマに7月からスタートした同研修会は、地域が潜在的に持っているアイデアを改めて掘り起こすことから始め、消費者ニーズを踏まえた商品の開発、改良や確実に売れる販路を持つこと、商品デザインに取り組んでいくことなどが目的。地元の生産者グループなどによる取り組み状況、要望の聞き取りなどを行った初の研修会で、両商工会事務局では生産者らに特産品開発に対する十分な意欲があると判断。これを受けて今月20日、第2回目の研修会が開かれ、(有)コンベンションクリエイト代表取締役の小林正典氏、本県連東部支所の村上設雄支所長の両氏が、すでに商品化されているかんきつ類や海産物の加工食品を検討例に、パッケージの工夫、コスト削減や販促活動など利益をあげるためのシステムづくりをアドバイスするとともに、参加者らは最終的に目標とする利益計画などを作成しました。両商工会では資本力のない生産者らを補助、支援する体制づくりの道を探りながら、今後も月1回のペースで研修会を重ねて行きたい考えで、「もうけたお金で温泉旅行するも良し、設備投資や雇用拡大を図るも良し。その落としどころはそれぞれだが、特産品開発によって利益を上げることの先駆けとなり、それによる波及効果も狙いたい」と、豊町商工会経営指導員の田阪行久さんは特産品づくりに向けた気運の高まりに大きな期待を寄せているようです。

●お問い合わせ/豊町商工会 TEL(08466)6-2020
●お問い合わせ/豊浜町商工会 TEL(08466)8-3366

このサイトを広める