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千数百年の歴史を誇る優雅な古典芸能(御調郡久井町)

[近郊随一の社殿を誇る社で、県無形民俗文化財に指定される伝統の踊りを奉納]

地域イベント

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県無形民俗文化財に指定される氏子ぎおん踊り

 優雅な古典芸能を繰り広げ、御調郡久井町の夏を彩るふるさと祭りとして知られる「久井の祇園祭」が今月13日(日)、同町江木の久井稲生神社で行われます。山城伏見稲荷大明神を勧請した神社で、伏見稲荷大社の分霊としてはとしては日本最古の久井稲生神社。創建は天慶元年(938年)。古くから領主藩主の崇敬も驚く、弘治3年(1575年)に毛利元就によって本殿が造営され、3年後の永録3年(1560年)には元就の三男小早川隆景により社殿が再建されました。同社は近郊随一の伝統と社殿を誇り、地元の人々から“久井のお稲荷さん”と呼ばれ親しまれています。同社の祇園祭は大永2年(1522年)、下津高根山城主であった山名左近将監が境内の同社に参拝したとき、氏子八か村の人々が“にぎやかし”として奉納したことに由来します。その後、一時中断していましたが、小早川隆景が社殿を再建し、大般若経600巻を奉納するため参拝した際、杭の庄八か村の氏子たちが祇園おどりを復活させて今日まで400年以上続いています。もともと同社の例祭日(7月15日)に行われていましたが、現在では7月15日に近い日曜日に武士行列や杖使い踊り、獅子舞、笠踊りなどが境内で毎年にぎやかに繰り広げられています。

同社の祇園おどりは、御霊会の信仰にともなった踊りで古い形式を残し、県の無形民俗文化財にも指定されています。祭り当日、同社境内では午前8時から祭りのハイライト、氏子ぎおん踊りがスタート。踊り子が風流笠をかぶった踊り子たちが小太鼓を叩きながら道びき、花の踊り、竜王の踊りなどを大太鼓・鉦に合わせて踊り、獅子舞は宮参り、三番双、夫婦獅子、玉取り、継獅子などを演じます。また、同時刻に下津地区ではぎおん御輿御渡が始まり、下津氏子、子ども衆、若衆ら約100人が威勢良く神輿を担いで途中数か所の宿所に立ち寄るなど、午前中いっぱい同町は祭り一色に染まります。また、祭り前日の12日(土)午後8時からは、地元の商工会員などが同町江木のサンタウン広場にヨーヨー釣り、金魚すくい、飲食店といった夜店や模擬店を多数出店。前夜祭として奇術の披露やカラオケ大会なども行われ、夏の夜市の雰囲気で祭り気分を盛り上げます。みなさんもこの機会にぜひ、古典芸能の数々を楽しみに久井町へお出かけください。

●お問い合わせ/久井稲生神社 TEL(0847)32-6029
●お問い合わせ/久井町商工会 TEL(0847)32-6199

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