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ツアーバスを地域のPRに活用(世羅郡甲山町)

[人気の観光レトロバスを有効に走らせるプランを提案し、地域の活性化をめざす]

地域イベント

なし

 尾道市交通局が、“しまなみ定期観光”で運行している観光レトロバスを有効活用するため打ち出した新たな企画が、観光客に人気を集めています。不振が続くなか、同局が利用客の増加を図るため企画したのは、近郊の温泉へ行く日替わり温泉ツアー。尾道市民などを対象とした日帰りバス旅行プランで、先月下旬から運行を開始。JR尾道駅前発着の沼隈郡沼隈町の神勝寺温泉行き、世羅郡甲山町のアクアハウス今高野行きの2コースがあり、それぞれ週2便ずつ運行しています。このレトロバスはもともと、しまなみ海道沿線を周遊する定期観光便でしたが、開通ブームの沈静化で利用客が減少。新たな観光コースなどによるレトロバスの有効活用策が課題となっていました。バスはアメリカ・サンフランシスのケーブルカーを模した33人乗り。レトロモダンな雰囲気を味わいながら、手軽な小旅行を楽しめると温泉ツアーは人気を集めていますが、コースのひとつ、アクアハウス今高野がある甲山町の甲山町商工会では、尾道市交通局に対して独自のツアープランの提案を考えているようです。

 観光レトロバスはアクアハウス今高野で尾道からの乗客を降ろすと、いったん尾道へUターン。4時間後、再び乗客を迎えるための2度の往復運行を繰り返しています。同商工会の考えは、その往復時間を郡内での運行にあててもらおうというもので、温泉に花観光農園を加えるプランを計画しています。これから夏に向けてひまわりが見ごろを迎える旭鷹農園がその候補地で、同町を訪れる観光客の滞在時間を増やし、購買機会の増加や“せら高原”の魅力を多くの人に知ってもらうのが狙い。「交通局にとっては往復の時間をより良く活用でき、私たちにとっては地域のPRにつながる」と、同商工会の坂川明邦事務局長はプラン実現に自信をのぞかせています。また、同商工会では郡内の他の商工会に呼びかけて、より充実したツアールートの整備をめざすとともに、乗客を降ろし終え、次に乗客を乗せて帰るまでの時間、レトロバスを同町発着の観光バスへと切り替え、せら高原の名所を周遊させるプランなども検討しているようです。

●お問い合わせ/甲山町商工会 TEL(0847)22-0529

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