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広島が誇る伝統行事公開(高田郡高宮町)

[江戸時代から受け継がれる、田の神様をまつる神事とはやし]

地域イベント

なし

観光客の前で盛大に披露される伝統行事

 周囲を山々に囲まれた盆地状の高田郡高宮町原田地区は、昔からたいへんな湿田で、田植えをするのも腰まで泥につかるほど厳しい土地柄だったと伝えられています。同地区では、この地方独特の深田に人々が苦しむ中から生まれた豊作を祈る神事が、江戸時代から今日まで受け継がれています。それが、“原田はやし田”です。平成9年に国の重要無形民俗文化財に指定された伝統行事で、毎年5月の最終日曜日に同地区で行われる「さんばい祭り」において伝承されています。原田はやし田の田唄は2,400種におよぶおびただしい種類があり、広島県に伝わる民俗芸能のなかでも貴重なものとされています。この広島県が誇る伝統のはやし田が今月25日(日)、同地区来原小学校前の水田を舞台に行われます。

 当日はまず、地元の中学生らが模擬田植えを披露。それに続いて、伝統の原田はやし田が観光客らの前に公開されます。はやし田はまず、さんばいさん(太陽と土と水の神)に豊作を祈る神事により幕開け。その神事が終わると同時に、綱方(牛を追う人)に引かれて花牛が田んぼへと入って代掻きが始まり、早乙女や楽器奏者などの一行が田んぼを行進する道行き、さんばい棚と呼ばれる祭壇の前での田の神降ろしの神事へと続き、囃太鼓にのせて歌大工の音頭の中を早乙女たちが後下がりで苗を植えて行く田植などの艶やかな田園絵巻が繰り広げられるのです。藍染めの絣に赤だすきの正装を凝らした早乙女の手踊りと、昔ながらの地味な胴衣装から流れ出るはやしの味は、毎年訪れる多くの観光客たちを魅了しています。また、はやし田の公開に合わせて同日、伝統の祭りに花を添えようと、地元の来女木神楽団、原田子ども神楽同好会が神楽を披露するほか、地域の人々による民踊、日本舞踊などが行われ、同町の特産品販売や各種バザーなども祭りを大いに盛り上げる予定です。みなさんもこの機会に、年に1度公開されるこの伝統行事をぜひ間近でご覧ください。

●お問い合わせ/高宮町商工会 TEL(0826)57-0296

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