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伝統の市のにぎわいが復活(山県郡加計町)

[県名勝の一般公開にあわせ、中心市街地で特産市やストリートギャラリーを実施]

地域イベント

なし

吉水園の開園時間は、午前9時~午後5時まで

 江戸時代中ごろの天明元年(1781)に作られた庭園で、県の名勝に指定される山県郡加計町の吉水園。毎年、春と秋の2回、観光客などに開放されている同園が紅葉の見ごろを迎える今月9日(土)、10日(日)の両日、秋の一般公開を迎えます。四季折々の豊かな表情を見せる園内には、緑深い樹木や静寂を張りつめた池、その間に配されたわら葺屋根の吉水亭や薬師堂などが周囲の風致と調和して、趣のある美観を放っています。吉水亭の高間からは薬師堂を右手に、前方の太田川と山並みを見渡す景色が美しく、県天然記念物のモリアオガエルの生息地としても知られる同園の一般開放に合わせ、同町の加計町商工会は9、10日の2日間、JR加計駅前の西旭町通りなどに同町伝統の歳末市のにぎわいを今に再現する「加計五サー市」を開催します。

 五サー市とは、昭和初期まで年の暮れの旧12月25日に同町の市街地を中心に催されていた市のこと。交通機関の発達していなかった当時、広島市を中心に多くの商人が集まり、近郷からは藁細工品、木製品、金属製品など多数の副業品が陳列・売買され、正月用の生活物資を求めて近隣町村から集まる多くの人でにぎわったといいます。約60年前まで行われていた五サー市は、可部線の廃止問題が表面化した4年前から地元の商工業者の発案によって復活。同商工会などを中心として、ふるさとならではの古き良き伝統がふれあいとともによみがえりました。当日、JR加計駅前のメインストリートには、町内外から集められた農産物、海産物などの市が立ち並び、掘り出し物盛りだくさんの特産品の販売がにぎやかに行われます。また、地元小学校の児童たちによるファンファーレバンド、子ども神楽、同町を代表する安野神楽団による神楽上演など、2日間にわたってさまざまな伝統芸能が披露されるほか、同商工会でも同町の本通り商店街の商店の一部や空き店舗にギャラリーを設置する“街ぐるみ博物館”を実施。吉水園やイベント会場を訪れる観光客などに、博物館に見立てた本通り商店街(ストリートギャラリー)で歴史とロマンの町並みを感じてもらおうと、昔懐かしい鍛冶屋館、灯の館を中心に、木工品、美術品など約30ヵ所のギャラリーを開設します。懐かしい民芸品や電化製品、バイク、トラクターなども展示され、ストリートギャラリーを楽しみながらめぐるスタンプラリーも実施。吉水園の見学と合わせ、手づくりの温もりに満ちた商店街へ足を運んでみてはいかがでしょうか。吉水園はJR可部線加計駅から徒歩3分。お出かけの際には、ぜひ可部線を利用してお越しください。

●お問い合わせ/加計町商工会 TEL(08262)2-1221

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