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“ちょっと日本”を楽しもう(佐伯郡大野町)

[宮島お砂焼をテーマに、日本のもてなし文化のすばらしさを感じてもらう催し]

地域イベント

なし

宮島口に余韻の残る、文化の香るイベントをめざす

 その昔、厳島神社へ渡る桟橋などの門前町として栄えた佐伯郡大野町の宮島口通り。この地には、厳島神社ゆかりの宮島お砂焼の窯元をはじめ、焼き立てのもみじまんじゅうや食事処など、日本のもてなし文化の余韻が今なお多く残っています。ですが、宮島への観光客の減少にともない、近年、同地区の地域経済は大きく停滞しているのが実情で、同町の大野町商工会では同地区に新たな活気をもたらすべく「宮島お砂焼のふる里づくり」を策定し、個性ある店づくりを支援するなどの宮島口地区の活性化策を積極的に推し進めてきました。宮島との歴史にもとづいて、“宮島お砂焼”をテーマに文化の香り豊かな地域づくりをすすめて行こうとするもので、同商工会を中心に組織する観光振興委員会では、同地区活性化策の柱の一つとして“宮島お砂焼まつり事業”を企画。今月27日(日)、同地区に継承される日本文化を身近なものとして楽しんでもらい、その魅力を広くアピールしようと、JR宮島口駅から桟橋までの宮島口商店街一帯で「宮島お砂焼まつり」を開催する運びとなりました。

 同商工会では“宮島口発、ちょっと日本を楽しもう”をテーマに、陶芸や絵付け、お茶などが気軽に楽しめる催しを企画。気軽に地域文化にふれることのできるロクロ陶芸の実演コーナー、陶器絵付けの体験コーナーを商店街に設けるほか、同町ゆかりの上田宗箇流のお茶会の場などを用意し、参加者らにその体験を楽しんでもらいます。また、宮島ゆかりの野村鸞氏の能面展、お砂焼に生ける野草展などを催して文化の香りを満喫し感じてもらうとともに、商工会青年部が中心となって行う、かきフライやアサリ寿司、小イワシの天ぷらなど同町自慢の味を満載した大野瀬戸のグルメ市、近隣市町村の特産品を集めた特産市を開いてふるさとの味をPR。さらに、入湯料500円で楽しめる宮浜温泉お湯めぐり、往復2kmのウォークコースを地元のボランティアガイドが案内する史跡めぐりをあわせて行うなどして、観光客らに同地区ならではのホスピタリティを満喫してもらう予定です。当日は、街角コンサートとしてアコースティックギターやピアノ、サックスなどの音色が彩るなかで、日本文化のすばらしさにふれる貴重な体験が楽しめそうです。イベント当日には、宮島口の再発見をコンセプトに同商工会が制作した、窯元めぐりやこだわりの店・味めぐり、子持ち観音などの史跡めぐりコースを紹介する観光マップも配布される予定です。みなさんもぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。

●お問い合わせ/大野町商工会 TEL(0829)55-3111

※宮島お砂焼とは…

江戸時代、旅のお守りとして厳島神社本殿下の砂を持って行く習慣があり、この砂を混ぜて焼いたのが起源とされる。その後、いくどとなく窯の興廃があり、現在のお砂焼の基礎が固められたのは明治中期。川原陶斎氏、山根興哉氏らが継承した。清楚な雰囲気に特色がある。平成3年、広島県伝統工芸品に指定。

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