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伝統の祭りに小さな島がわく(豊田郡豊浜町)

[商工会などが祭りの保存に努め、町の活性化をめざす]

地域イベント

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青年部員を中心に総勢40名が乗り込んだ櫂伝馬船

 先日13日、豊田郡豊浜町の内浦港周辺で、かんきつ類の豊作を祝う秋祭り「室原神社の大礼祭・恵比寿神社の恵比寿祭」が行われ、島内外からの多くの人出でにぎわいました。約150年の伝統を誇るこの秋祭りをはじめ、毎年1月に行われる室原神社弓射り祭り、5月の須佐神社祇園祭りなど、同町は古くからの伝統が息づいた祭りの島としても広く知られています。毎年10月の第2日曜日、同町内浦地区で行われる同祭では、水軍の名残を残した海上での櫂伝馬、押し舟のデモンストレーションが行われ、陸上では軽快な笛にあわせて獅子が舞い、おみこしが砂ぼこりをたて勢いよく廻されます。毎年、祭りの時期になると島を離れた多くの若者たちも帰省するなど、豊浜町商工会ではこれを地域の活性化につながる祭りとして、小桜重善副会長や中西篤青年部長などが中心となって櫂伝馬保存会を設立。長年の伝統を守り続けています。

 当日、地元の氏神を奉るため沖に出る櫂伝馬船2隻に、商工会の青年部員や町職員など総勢40名が乗り込み、太鼓の音に合わせて威勢良く船を沖へと走らせました。一同は海上で氏神を奉った後に岸へと折り返し、船の先頭に立つ船頭が祭りに協賛した人の名前を読み上げると、港に一人ひとりの名前が大きく響き渡りました。また、5人の漕ぎ手が乗り込んだ押し船は、沖合いから岸に向かって一直線に進み、港にぶつかる直前に竿を使って船を切り返すなど、海の男のお祭りらしい荒々しさで観客を魅了。その後、陸上でのみこし、獅子舞などにぎやかに秋の収穫を祝い、祭り終盤になると若者同士がお互いを清めるため、また、ふるさとに戻って来て親睦を新たにする意味を込め海に飛び込むなどして、晴れやかな笑顔を見せていました。同商工会職員の佐々木隆司さんは「この祭りの余勢をかって町をさらに活性化させ、県鳥、あびのふるさとである豊浜を広く内外にアピールしていきたいですね」と意気込みを聞かせてくれました。

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