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光に浮かぶ城岩と杜(山県郡芸北町)

[15世紀の雄鹿原合戦になぞらえ、約5kmの道にたいまつが揺らぐ]

地域イベント

境内でのよろい武者の手筒花火は幻想的

 山県郡芸北町の雄鹿原地域は、安芸国太田・奥山庄の地頭職、栗栖家と石見国今市城主の福屋氏とが室町中期、約8年にわたり領地争奪戦を繰り広げた“雄鹿原合戦”の古戦場として知られています。この戦いは両家の領地争いでしたが、この時の奥山庄の農民は年貢の取り立てなどがゆるやかな石見国福屋側を支援し、城主を選ぶという農民パワーの戦いであったことでも有名。戦いでは福屋勢が松の木に松明(たいまつ)を結んで軍勢を多数に見せかけた戦術、火牛の計により栗栖勢を攻めたという云い伝えが残されています。こうした地元の歴史をしのび、地域興しを図ることなどを目的に毎年秋、同町雄鹿原地域では「乙九日(おとぐんち)炎の祭典」が開催されています。松明攻めにちなんで地域内の道路約5kmに松明を灯し、城岩と亀山八幡神社をライトアップしてイベントを行うもので、今年も9月28日(日)、県北の地にこの絢爛豪華な歴史絵巻が再現されます。

 

 当日、イベントは午後3時30分から“ひろしま県民文化百選”にも選ばれる御御幸で幕開け。続いて、八幡神社舞殿での地元の中高生たちによる神楽の奉納、オープニングの打ち上げ花火などが行われた後、午後6時45分から約5kmの松明ロードにいっせいに灯が点されます。その後、ライトアップされた城岩と亀山八幡神社とが闇夜に浮かび上がり、幻想的な灯に照らされた中を武者行列が練り歩きます。午後8時からの第2部開会とともに、八幡神社境内ではよろい武者による手筒花火、火牛の舞が行われ、和太鼓をはじめさまざまな日本の伝統的な楽器を駆使し、歌と舞を効果的に取り入れて、女性ならではの華やかさで彩りあふれる世界を演出する女性舞団、彩鼓(あやつづみ)がゲスト出演し、華麗な太鼓歌踊を披露します。また、商工会青年部雄鹿原支部の部員らも出店に協力する各種模擬店、バザーをはじめ、お楽しみ抽選会も行われるなど、厳かな雰囲気の中にもにぎやかにお祭りは繰り広げられることになりそうです。

 

●お問い合わせ/芸北町商工会 TEL(08263)5-0633
●お問い合わせ/芸北町観光協会 TEL(08263)5-0838

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