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日本の伝統文化にふれてみよう(安芸郡熊野町)

[68回目の今年は、“人も街も生き生きと”をテーマに開催]

地域イベント

 地域の伝統工芸である筆産業を大いに盛り上げようと、日本一の筆の里である安芸郡熊野町で今月23日(祝)、恒例の「筆まつり」が開催されます。同町で筆づくりが始まったのは江戸時代末のこと。160年あまりの歴史を有し、昭和50年には通産大臣より伝統的工芸品の指定を受けるなど、現在では全国で生産される筆の8割までが同町で作られています。熊野町商工会の主催で毎年この時期に行われる筆まつりは、日本三筆の一人、嵯峨天皇をしのぶとともに、筆作りの先駆者、乙丸常太や井上治平らに感謝を込め、筆産業の発展を祈って昭和10年に始められたもので、今年で68回目の開催を迎えます。筆に感謝の筆供養にはじまり、年に一度の大特価で熊野筆(毛筆・画筆・化粧筆)が買える筆の市、有名書道家が特別な布へ作品を揮毫する大作席書、一万本の筆通りなど、同町ならではの“筆づくしの一日”を楽しめるイベントとして、例年、県内外から多くの人出を集め、今や全国的な知名度を得るまでにその規模を広げています。

 

 まつり会場となるのは、熊野筆のシンボル・筆塚が境内に建立される榊山神社や熊野中学校、筆の里工房とその周辺。榊山神社境内では同町から全国へと広がり、その役割を終えた筆が同町へ再び帰り永代供養される筆供養が終日行われ、宮前通りには同町を代表するメーカー30数社が出店し、あらゆる筆を定価の4割引を限度とする大特価で奉仕する筆の市を開催。さらに、参道の両側に数々の筆が吊るされ、宮前通りから境内にいたるまでの道のりを彩る一万本の筆通り、メインゲストの書道家による約20畳分の特殊布へのシンボル作品揮毫をはじめ、地元中学生によるさまざまな作品揮毫が圧巻の大作席書なども見逃せません。このほかにも、筆から生まれる伝統的手工芸の体験ができるハンズクラフト、町内ゆかりの書家、画家などによる作品を展示した野外ギャラリー、小中学生を対象にした自由参加の競書大会、水辺のギャラリー・書の石碑、彼岸船など、当日は筆にまつわる催しが盛りだくさんに予定されています。みなさんも筆まつりに参加して、この機会に熊野が21世紀に受け継いだ日本の文化にふれてみませんか。

 

●お問い合わせ/筆まつり実行委員会事務局(熊野町商工会内) TEL(082)854-0216

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