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瀬戸内水軍の伝統を受け継ぐ櫂伝馬船(豊田郡東野町)

[200年の時をを越えて伝承される真夏の豪快な海の祭典]

地域イベント

 広島県の中南部、瀬戸内海に浮かぶ大崎上島の北東部に位置する豊田郡東野町。同町では海運業が発達した江戸中期、大阪堺から御神霊が迎えられ、古江地区に住吉神社が建立されました。以来、旧6月29日は住吉神社の例祭とされ、200年来その伝統が守られてきました。同社の例祭における櫂伝馬競漕は「西の宮島さん」「東の三島さん」と並んで全国に名高く、往時には多くの参拝者が島に集まったといいます。今では水夫(かこ)不足などの理由により、盆に帰省する若者らの参加を見込んで毎年8月13日に行われており、同町ではこの日にあわせて盛大な「ひがしの夏まつり」を例年開催しています。

 

 今月13日(火)に行われる夏祭りでは、伝統の櫂伝馬競漕をはじめ、約1,000発の花火が夜空を焦がす花火大会、2組のゲストを招いて行われる歌謡ショーなど、海にステージに熱いプログラムが用意されています。祭りのハイライトである櫂伝馬競漕は、小早川水軍の勇姿を今に再現する勇壮な海の祭典。垂水~矢弓地区の海岸沿いで町内各地区から出漕する櫂伝馬船が速さを競うもので、水夫の掛け声も勇ましく飛沫を上げた舟が陸地に進むさまは、かつて勇猛果敢な水軍が先頭を争った敵前上陸の姿を思わせます。それぞれの櫂伝馬船はその造船にも工夫を凝らし、勝つための水夫の選定、カジ取りの選任、太鼓の打ち方にいたるまで技を競うとか。夜になると陸上でのイベントとともに、海岸ではかがり火が焚かれ、御座船、供船の紅堤灯が夜の海に映し出され、まるで不夜城のような雰囲気が辺り一帯に醸し出します。また、花火大会の後には祭りのもうひとつの目玉、山川豊歌謡ショーがスタート。RCCラジオ「歌謡バラエティ」の公開録音も行われるなど、例年にない盛り上がりが今年は期待できそうです。伝統的かつ豪快な海の祭典、櫂伝馬競漕は昭和52年、町の無形民族文化財に指定。200年余の歴史を重ねてきた東野の伝統行事をこの機会にぜひ、間近でご覧になってください。なお、当日は竹原港から白水港行きの臨時フェリーが出ますので、ご来場の際にご利用ください。

 

●お問い合わせ/東野町商工会 TEL(08466)5-3209

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