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人(ひっと)パレード VOL,10 篠原敦子さん

[株式会社合同総研 税理士:篠原敦子(しのはらあつこ)さん]

クローズアップ商工会

なし

 大手町の職場から五日市の自宅へ帰宅する車中、フッと母親の顔に戻る自分の姿を人知れず実感。高校受験を控えた長男と2人暮らし。その家庭が何よりの癒しの場。税務会計のスペシャリスト、時に大学や講演会の講師など、さまざまな顔を使い分けながら慌しいスケジュールをこなす毎日。自分の帰りを待ちわびる愛息を思い浮かべたとき、アクセルを踏み込んだ車の加速度とともに1日の疲れもうっすら忘却の彼方へ。

 

 税理士である父親と同じ道を歩むことに、疑問はありませんでした。平成元年、篠原さんは税理士免許を取得。4年間もの努力、少しは自信があったのも確か。でも現実は、法人だけでも数百のクライアントをもつ父親の事務所で、確たる実績もない自らの姿を省みることに。「キャリアがモノをいう世界。先生だなんて思ってたら、大間違いでした」。これからが本当の勉強と、翌年、中小企業大学校へ入学。幼い頃、何通りの帰り道があるのだろうと、学校帰りにいろんな道をたどったように、好奇心は根っから旺盛。持ち前の気性を生かして得た知識、異業種の起業家たちとの出会いは、「女性である自分でもやれば必ずできる」という自信とともに後の大きな財産に。自分の生き方や経験をすべて糧として、生かすことのできるこの仕事が好き。あれから十数年を経た今、「学校の庭を見ると当時を思い出し、初心に返ることができるんです」。

 

 最近ゴルフが面白くなり始めたところ。ふだん歩くことが少ないだけに、良い運動にもなっているとか。和太鼓の同好会に加わり、5月のフラワーフェスティバルではその腕前を披露。「でも今は、絵画やピアノ、英会話のような動かない趣味を見つけたいですね(笑)」。休みになれば、息子さんと映画や買い物に行くこともしばしば。でも、最近少しずつ親離れが進んでいる様子。近所で買い物すれば、一緒にいる姿を見られるのを嫌がるのだとか。「さすがにパワフルですね」。先日26日、篠原さんによる商工会記帳専門研修会の終了後、司会役を務めた職員が受付の職員にそっともらす。150名近くの商工会職員を前にした堂々の講演ぶり。彼が知ったら、お母さんと一緒にいることへの照れもきっとなくなるに違いない。

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