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霊験あらたかな伝統の夏祭り(沼隈郡沼隈町)

[厳かな燈篭と花火の灯が絶壁の御堂一帯を彩る]

地域イベント

なし

 鞆の浦から西へ約4km。沼隈郡沼隈町の沼隈半島東南端に位置する阿伏兎岬。その突端、瀬戸内海に突き出した10m余の岩頭に建つ朱塗りの観音堂が“阿伏兎の観音さん”として有名な磐台寺(写真)です。険しい海食岸の突端にそそり立つ御堂の雄姿はまさに瀬戸内海きっての絶景で、かつて浮世絵師の歌川広重も『六十余州名所図絵』の中にこの景観を描いたほど。磐台寺には祭礼も数多く、中でも毎年8月9日に行われる「阿伏兎祭り」は数百年来の歴史を持つお祭りとして、古くから地域の人々に親しまれている伝統行事です。

 

 阿伏兎祭りは阿伏兎観音の四萬八千日大祭として執行されるお祭りで、その日にお参りすれば、4万8千日お参りしたのと同じご利益があると伝えられています。当日は磐台寺境内をキャンドルで華やかに彩り、その周辺で燈篭流しや花火大会が行われます。燈篭流しは磐台寺のお盆行事として、先祖供養や健康、安全祈願などのために行われるもので、午後8時頃から約1000個の燈篭が流されます。その後、阿伏兎の瀬戸付近の海上に約200発の花火が打ち上げられるなど、厳かな雰囲気のもとに幻想的な夏祭りが繰り広げられます。古き伝統の面影を今に伝える沼隈町の夏祭りに、みなさんもご参加ください。

●お問い合わせ/沼隈町商工会 TEL(0849)87-0328

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