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ひろしま物産展出店企業紹介-株式会社近藤(神辺町商工会)

[独特の味や趣を持つ長火鉢に、職人技で命を吹き込むことで新たな魅力をプラス]

地域イベント

神辺町 商工会

 世羅町商工会、沼隈内海商工会、神辺町商工会、上下町商工会、呉広域商工会、江田島市商工会、福山北商工会、三原臨空商工会の会員事業所が選りすぐりの商品を出品する『いいもの発見! ひろしま物産展』の開催が決定しました。日程は2016年3月19日(土)から21日(月 祝日)の3日間。今回は物産展に出店する会員事業所とその商品にスポットを当て、ご紹介する第二弾です。

 

 福山市神辺町で折箱や木箱を製造・販売している株式会社近藤。昭和41年に祖父が創業し、現代表取締役の近藤隆志さんは三代目になります。形や柄を自由にオーダーでき、職人の手仕事により独特の気品を放つ折箱や木箱は、こだわりのある料理店などで長年愛用されている逸品です。

 

 約30年前からは、創業以来培ってきた技術を活かし、ソファのひじ付や木製シェードなどの木製製品の製造も行っています。さらに平成13年に、木やアクリル、ポリ塩化ビニルなどを加工できるNC機を導入したことで、船のスクリューを格納するテーパー型の木枠や、お盆とお皿が一体化したオリジナルの木製創作盆など様々な商品を製作。持ち前のデザイン力と様々な木製部品を製造してきた加工ノウハウを活かし、通常の木工所にはマネのできない特殊な製品を提供することができるようになったことで、仕事の幅をぐんぐん広げています。

 

丁寧に火鉢の修復・修理を行う近藤隆志さん。長年、木に携わってきた経験と技術が活かされています。

丁寧に火鉢の修復・修理を行う近藤隆志さん。長年、木に携わってきた経験と技術が活かされています

 時代の流れにアンテナを張り、顧客のニーズに応えてきた近藤さんが次に目を付けたのが“長火鉢”。とは言っても、火鉢を新たに製作するのではなく、使われなくなった古い火鉢に手を加え、新品同様に仕上げ直すことで再使用できる状態に蘇らせて販売するというもの。「古いものには新品にはない趣がある。その雰囲気を壊さず、修理が必要な所を直したり、棚を付けて利便性を高めてより良いものを作るのが目標」と近藤さんは話します。

 

 目を付けたきっかけは、自らが使用するために中古の火鉢を購入してリメイクしたところ友人や知人からの評判が良く、本業の傍ら、作業を行ってみることにしました。初めて販売したのは、昨年9月に開催された『ひろしま物産展』。一台50,000円を超える高額商品であるため、初回は残念ながら一台も売ることができませんでしたが、翌月10月の物産展では前回の反省を活かして売り方やセールストークを研究。見事3台の火鉢を販売しました。神辺町商工会の紹介で物産展に参加した近藤さんは「これまで製造・卸が主体。直接、消費者と話をする機会はほとんどありませんでした。直接商品を販売できたことは、スタッフにとっても良い経験になりました」と話します。物産展では購入しなかった人が、後日チラシを持って会社を訪れたこともあったそうで、火鉢の持つ落ち着いた雰囲気や、和の趣に共感できる消費者の潜在的なニーズを改めて掴む機会にもなりました。「火鉢は江戸時代、明治、大正、昭和と、100年前にも使われていた本物のアンティーク。私がリメイクした火鉢がこれまで『使ってみたかった』『欲しかった』と思っている人に出合えればうれしい」。

 

趣を残しつつ手を加えるのが近藤さんのモットー。

趣を残しつつ手を加えるのが近藤さんのモットー

 また、前回の物産展ではもう一つの出会いがありました。前回の物産展で、偶然隣のテントで世羅茶を販売していた世羅茶再生部会さんは、贈答用折箱の見積もりを近藤さんに依頼。数社の見積もりをとった中で、近藤さんが作る折箱を選びました。物産展は自社の商品の魅力を消費者に伝えるだけでなく、事業者同士の連携や繋がりも生み出しています。

 

 3月の物産展では、大名火鉢や角火鉢に造作を加えたオリジナル火鉢も登場します。ぜひ小谷サービスエリア上り線にお立ち寄りください。

 

○株式会社近藤

住所/福山市神辺町大字八尋1851-1

電話/084-966-0010

営業時間/8:00~17:00

定休日/日曜・祝日

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