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干潟の楽しさ、大切さ学ぶ

夏休みを迎えた親子連れなどが厳島神社の干潟で水生生物の観察や採集を楽しむ

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宮島町 商工会

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干潟の楽しさ、大切さ学ぶ

▲“みやじま未来ミーティング”のメンバーが見守る中、大鳥居に張り付いたフジツボを採集する子どもたち。

 

水辺の楽しさを知ってもらうとともに、水辺の事故防止について理解を深めてもらうための「水難防止祭(親子干潟観察会)」が26日、廿日市市宮島町の厳島神社本殿・大鳥居付近で開かれました。宮島町商工会青年部が夏休み期間中の近隣の親子連れを対象に開いたもので、青年部員らの呼びかけに応じて集まった参加者たちが、厳島神社の前に広がる干潟で水生生物の観察や採集を楽しみました。

 

学業の神様、菅原道真公を祭る厳島神社の摂社“天神社”を広く知ってもらおうと始まり、10年が経過して一定の目的を達成したため廃止となった「合格祈願祭」に代わる同商工会青年部の新規事業。8月1日(月)に宮島水族館がリニューアルオープンするのに伴い、地域の自然環境の素晴らしさ子どもたちに伝え、郷土愛を育もうと企画。市内の全小中学校に開催の案内を送り参加を呼びかけたところ、市内外から69人の親子連れなどが集まりました。

 

集まった参加者たちは、最初に厳島神社の本殿を参拝。一同で水難事故防止を祈願し、宮司の祈祷を受けました。その後、厳島神社前の干潟で、地元の環境保全団体“みやじま未来ミーティング”の環境学習プロジェクトリーダー、呼坂達夫さんから干潟の生き物について簡単なレクチャーを受け、4班に分かれて親子干潟観察会に出発しました。

 

同団体のメンバーらの案内で参加者たちは三々五々、潮が引いた干潟を散策しながら、水路や水溜りでテッポウエビ、ユビナガホンヤドカリ、タテジマイソギンチャクなどを次々と採取。同団体メンバーらがその都度、子どもたちが捕まえた水生生物について解説し、「水質を浄化したり、汚泥を処理したり、干潟の環境を維持するうえでそれぞれ重要な役割を担っている」などと説明。さらに干潟の隅々を散策して、厳島神社の回廊下で息をひそめてハクセンシオマネキの動きを観察したり、大鳥居の根元に張り付いたシロスジフジツボを剥がし取ったりしながら、参加者たちは水辺の楽しさや水辺での遊び方を勉強しました。

 

約1時間かけて30種類以上の水生生物を採取。同団体のメンバーらが種類別に分類し、一つひとつ名前を紹介した後、「これだけ多様な生物が生きていることを知ったうえで、身近な自然環境を大切に守っていくことが重要。小さな命を大切にしよう」と呼びかけました。参加者の一人は、「カニにもいろんなカニがいることを知って驚いた。ここは生き物にとって大事な場所だということがよく分かった」と、干潟の大切さを再認識した様子でした。

 

厳島神社の干潟を夏休みを迎えた子どもたちの体験学習の場とし、心に残る思い出づくりを応援して、子どもたちに少しでも宮島を好きになってもらおう、と考えたのが新規事業発案のきっかけ。青年部員らは、「干潟の観察を通じて、この地域の素晴らしさとそこに暮らす喜びを実感してもらい、ふるさとを自慢できる子どもたちになってくれれば嬉しい」と声を揃え、「来年度以降も継続して実施していきたい」と話していました。

 

●お問い合わせ/宮島町商工会 TEL(0829)44-2828

 

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