アクティブニュース

全てみる

わがまちの元気印-せんチャンファーム

建設業者が農業分野に新規参入を試みて、自然薯の栽培事業を見事に軌道に乗せる

事業所・店舗紹介

三原臨空 商工会

動画で見る

わがまちの元気印-せんチャンファーム

 

公共事業の削減や入札制度の見直しなど、自社を取り巻く外部環境の変化に対応するために、農業分野へ新規参入。新分野進出を見事軌道に乗せた企業が三原市久井町にあります。同町山中野の総合建設業“有限会社仙石(せんせき)組”は一昨年3月から、自社畑を活用した自然薯の栽培事業に着手。同社の仙石一博社長は、「消費者のみなさんに食の安心・安全、健康を届けたい」の思いで、新規事業の拡大に力を入れています。

 

長年建設業に携わってきた同社にとって、未経験の領域。自然薯に着目したのは、「春に作付けの時期を迎え、本業の閑散期を埋めるのに適している」と考えてのこと。知識ゼロからのスタートで、自生植物である自然薯の栽培方法を確立した山口県柳井市の“政田自然農園”で、自然薯栽培の知識・ノウハウを学びました。

 

2008年(平成20年)4月、同農園から仕入れた50個の種芋を初めて自社畑に植えました。「収穫期に質の良い自然薯が掘れた」ことが自信となり、翌年3月、隣接する50アールの田んぼを自然薯畑として開墾。自社の建設機械を使って土の天地返しや畝づくりを行い、翌4月に2,200本の種芋を植栽。同社の第2創業である“せんチャンファーム”が本格始動しました。

 

保健所から「飲食に適している」とお墨付きを得た、良質で豊富な地下水に恵まれた土壌で、たっぷりの水分とともにミネラルを自然薯畑に補給。畑の除草作業はすべて手作業で行うなど、丹精込めた畑づくりによって高品質な自然薯づくりを目指しています。「春に種芋を植え付け、初夏にマルチを敷設するまでの間、ほぼ毎日手作業で水遣りと草取りを行っている」と仙石社長。地道な作業の積み重ねこそが、付加価値の高い自然薯づくりにつながると信じています。

 

昨年9月、自社敷地内に直売ショップを開設。一番の人気商品は、自然薯の風味を生かした“自然薯アイスクリーム(300円)”。三原臨空商工会がマッチングの橋渡し役となり、世羅郡世羅町にあるアイスクリーム工房の協力を得て開発した商品で、これを目当てに訪れる人も多いとか。自然薯粉を4%配合した、粘りのある弾力感が特徴の“自然薯入り手延べそうめん(値段各種)”ももう一つの人気商品で、「コシが強く栄養も満点」。

 

この他、こだわりの自然薯(値段各種)をはじめ、自然薯粉“じねんじょ美人(200g2,000円)”、自然薯の子実“むかご(1kg2,000円)”、各種自然薯セットなどを販売。直売ショップに併設の自販機直売所では、各種自然薯商品に加え、自家栽培の新鮮野菜、久井高原健康卵“ほたるのささやき”などが手軽に購入できます。

 

同ファーム立ち上げを機に、農園・直売ショップそれぞれの専属スタッフ2人を新たに採用。新規分野参入によって新しい収益の柱を築いただけでなく、地域の雇用機会を生み出すことにも同社は貢献。現在は、地元に人を呼び込むための仕掛けづくりに力を入れているところです。

 

その一つが、自然薯のオーナー制度。自然薯やむかごの収穫が体験できる制度で、1口1万円でオーナーを募集。毎年晩秋の収穫祭では、自然薯の手掘り体験(掘り取りは3本。持ち帰りは2本)が楽しめるほか、豪華な自然薯料理が味わえるとあって好評。現在、21人が同ファームのオーナーとして登録されています。

 

さらに今月、直売ショップ内にウッドデッキの開放的な休憩室がオープン。標高375mの爽やかな高原の中でゆっくり寛いでもらおうと、これまでになかった滞在型休憩施設を新たに設け、「将来的には来園者への食事提供なども検討していきたい」と仙石社長。新規事業の拡大に意欲的に取り組むことによって、地域の活性化を自らけん引する意気込みです。

 

せんチャンファーム
三原市久井町山中野2142
電話受付時間/午前8時~午後5時
直売ショップ定休日/不定休
自販機直売所/午前7時~午後7時

 

●お問い合わせ/せんチャンファーム TEL(0847)32-8380
●お問い合わせ/三原臨空商工会 TEL(0848)86-2238

 

せんチャンファームのホームページはこちら

このサイトを広める