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わがまちの元気印-伝統工芸

世界に通用する“日本らしい”壁面家具・壁面雑貨を開発し、新しい生活空間を提供

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上下町 商工会

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わがまちの元気印-伝統工芸

 

壁面を個性的に彩る、上質で感度の高い家具や雑貨の開発、販売を手掛けたことをきっかけに、最近にわかに注目を集めている“伝統工芸株式会社”。府中市上下町にある壁面家具・壁面雑貨専門メーカーで、その社名の通り、日本の歴史と風土に培われた高い精神性や優れた手練の木材加工技術を継承。“日本らしさ”をコンセプトに、長年積み重ねてきた技術と革新的なアイデアを融合させた高品質なモノづくりで新しい空間価値を創造し、日本独自の魅力を世界に向けて発信しようとしています。

 

同社は1983年(昭和53年)に創業。以来、額縁製造メーカーの協力会社として、長年にわたって下請けの製作業務に従事。額縁を中心に屏風、衝立など、日本らしい空間を壁や仕切りによって演出する製品を作り続けてきました。1998年(平成10年)に2代目の経営者に就任した藤岡惠志社長は昨年、長く培ってきた額縁製造での知見を生かし、自社開発、自社製造へと大きく経営方針を転換。下請け体質からの脱却を図るため、自社ブランドを確立する方向に舵を切り、“壁を用いた空間演出”にこだわった商品の開発に乗り出しました。

 

その背景にあったのが、業界の先細りに対する不安や危機感でした。例えば書道人口が減るに従って、書道用額縁の需要も相対的に低下。そのことは、同社の事業領域全般に当てはまることで、「このままではいけない」と藤岡社長は考えたのです。昨年9月に額縁製造メーカー出資分の株式を買い戻すなどして独立。経営の革新に本腰を入れる姿勢を鮮明にしました。

 

藤岡社長は今年1月、ストーリープランニングを導入。これは、物語を切り口にした課題解決方法と呼ばれるもので、長年の技術と木材を通して新しい価値の創造に取り組むために、藤岡社長は自社の強みを探して経営資源を集中投入するストーリーを構築。そのあるべき姿の実現に向けて、まず壁面家具・壁面雑貨のプロトタイプの試作に着手。試作と研究実績を着実に積み重ねて、6月から販売事業を開始。さらに、ホームページを一新して、10月にショッピングサイト“伝統工芸オンラインストア”をオープン。自社開発製品の魅力を全世界に向けて発信しました。

 

同社が展開する自社ブランドは全3シリーズ。「長年培った技術力という強みを発揮して製品を開発することに力を注いだ」と藤岡社長。中でも同社が旗艦ブランドに位置付けているのが、日本の伝統的な建具として用いられてきた縦格子がモチーフの“格子シリーズ”。

 

ウォールナット材、バーチ材、ナラ材の3種類を使用し、格子の太さを16mm角に統一。釘などは使用せず、組み立て後にオイルを塗布してしっとりとした風合いに仕上げているのが特徴です。実用的でお洒落なプランターラック、オブジェや小物が収納できる井型シェルフなど8商品があり、規則正しい縦格子の美しいパターンが、現代の生活空間に新しさと懐かしさを提供します。

 

2つ目が、同社と社外のプロダクトデザイナーとの協業によって生まれた“デザイナーズシリーズ”。木材加工の伝統技法“蟻組み”に“滑り”の機能を加えた壁掛け万年カレンダー、味覚だけでなく視覚でもワインを楽しめるワインボトルフレームなど、デザイナーの個性と感性が光るハイセンスな仕上がりの逸品が揃います。3つ目が、同社の職人や協力デザイナーのアイデアを形にした“プロトタイプシリーズ”。

 

より多くのニーズに応えるため、主力ブランドを中心にラインナップのさらなる充実を目指す藤岡社長。「自社技術を応用して、幅広いモノづくりに挑戦したい」。企業のトップでありながら一職人でもある藤岡社長は、見る人を驚かせるような製品の開発に貪欲に挑み続けていく考え。壁面という領域で世界に通用する日本発の商品を開発し発信することで、より快適で、より魅力的な生活空間を提供するとともに、「世界中にその素晴らしさを感じてもらいたい」と語る藤岡社長。世界を視野に入れたモノづくりをこれからも追求していきます。

 

●お問い合わせ/伝統工芸株式会社 TEL(0847)62-3377
●お問い合わせ/上下町商工会 TEL(0847)62-3504

 

伝統工芸株式会社のホームページはこちら

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