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事業所紹介-合同会社よーそろ(呉広域商工会)

[情緒あふれる港町の魅力を多角的に発信し、次世代へと受け継がれるまちに]

事業所・店舗紹介

呉広域 商工会

非日常感たっぷりの宿「閑月庵新豊」の客室

 「合同会社よーそろ」を創業し、呉市豊町の御手洗地区で持続可能な地域に向けた課題解決をビジネスにした取り組みを行っている井上明さん。そのきっかけは、奥様の実家がある呉市に移り住み、観光ボランティア養成講座に参加したことでした。この講座で初めて御手洗地区の存在を知り、その魅力に惹かれた井上さんはここで観光ボランティアガイドをすることを決意。実際にガイドを始めて思ったことは、年配の観光客が多いにも関わらず、ゆっくりと休憩する場所がないということでした。そこで井上さんは、江戸時代に大洲藩・宇和島藩指定の船宿に着目。2階の窓に外に広がる御手洗らしい美しい瀬戸内の景観を見て「御手洗の良さを体験してもらうならここしかない」と「船宿カフェ 若長」をオープンしました。

 

「自然と文化を大切にしながら地域の課題解決に取り組んでいきたい」と井上さん

 その後も御手洗オリジナルグッズのお土産やグッズを開発。それらを売る拠点として2015年には地区の中心部に「潮待ち館」をオープン。売店では地元産の柑橘類を使ったジャムや羊羹、Tシャツなどが販売されるほか、「小商いスペース」と呼ぶ屋台を並べ、自分たちで商いをしたい人たちのサポートも行っています。

 

 さらに、時刻によって変化する景観をじっくりと満喫してもらうには、滞在型の施設が必要だと感じ、2017年に低価格の素泊まり宿「ゲストハウス醫(くすし)」をオープン。さらに翌2018年には江戸時代末期の建物をリノベーションした1日1組限定1泊2名様88,000円~の宿「閑月庵新豊」をオープン。新型コロナウイルス感染症の営業で一旦は休業を余儀なくされましたが、その後は右肩上がりで収益を伸ばしています。

 

 「狭い御手洗地区の半径250mの事業展開を常に考えてきた」と井上さん。迫りくる課題を一つずつ解決しながらも、大切にしてきたのは御手洗にある伝統文化と美しい自然を大事にすること。これらを次世代に繋いでいくのは、やっぱり「人」。最後に井上さんは、「この町でまた新しい役割を見つけて活躍する人が育っていけば一番うれしい」と話しました。

 

 合同会社よーそろの取り組みは「月刊 商工会10月号」でも紹介されています。

 

●お問合せ 呉広域商工会 豊支所 TEL 0823-66-2020