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海田町の郷土料理「海田さつま」を地元高校生が商品化(広島安芸商工会)

[たくさんの人の思いが繋がってついに商品化。家庭で気軽に「海田さつま」が味わえる!]

広島安芸 商工会

生徒を代表して3年生4人が商品化までの目的や流れを説明

 「海田さつま」という料理をご存知ですか?これは、海田町で江戸時代から伝わる郷土料理。その正体は、時期に獲れた魚を骨ごと使用し、みそ、黒ゴマ、こんにゃくを加え、ご飯の上に乗せて食べるというもの。西国街道で参勤交代の際にお殿様にお出しした料理が、現在も海田町の一部で食べ続けられています。

 

 調理工程はまず魚を焼き、身と骨に分け、骨で出汁を取り、身は焼いた味噌とすり鉢でゴマと一緒に混ぜ、出汁で伸ばした後にこんにゃくやネギを加えます。調理にとても手間がかかることから、近年では食べる機会も少なくなり、その存在自体を知らない住民も多くなってしまいました。

 

 「伝統の味を残したい!」と立ち上がったのが海田高校家政科の生徒たち。広島安芸商工会に相談しより多くの人に知ってもらい家庭で日常の食事に取り入れてもらうことを目的に、商工会職員と一緒に広島県の老舗味噌メーカー「株式会社ますやみそ」に商品化への協力を依頼。「海田さつまの会」の指導を仰ぎながら、生徒たち自身が試作や意見交換を繰り返し、ようやく商品化が実現しました。完成した「海田さつまの素」は、こんにゃくときざみネギを加えてごはんにのせるだけの簡単調理。和えものなどのアレンジメニューにも使える優れものです。

 

マヨネーズと混ぜて和え物も。料理のレパートリーが増えること間違いなし

 2月18日(木)、サンピア・アキにて生徒たちによる新商品の発表会が行われました。合わせて海田さつまの素を本来のさつまやアレンジメニューをメニューとして提供していただきたい地元事業者に対しての説明会も行われました。当日は飲食店を中心とした事業者やテレビ、新聞などのマスメディアも多く参加。生徒たちが今回の商品開発の目的や過程を紹介しました。また、株式会社ますやみその担当者から事業者に向けて、詳しい商品内容や購入方法などについても説明がありました。

 

 広島安芸商工会では、会員事業所で「海田さつま素」を活用したアレンジメニューなどを提供してもらうことで、地域飲食店の活性化に繋げたいと考えています。希望者には取り扱い店の目印となる“のぼり”やポスター、メニュー台紙の無料提供や商工会HPでのPRなど様々な支援に取り組んでいく予定です。

 

 現在、ひろしま夢ぷらざやスーパーなどで販売がスタートしています。また、3月27日(土)には紙屋町シャレオ中央広場で開催される観光物産展にも海田高校生徒がPR販売を行う予定です。生徒たち、地元の人たちの熱い想いがこもった一品を、ぜひご家庭でもお試しください。

 

○お問合せ 広島安芸商工会 TEL 082-822-3728