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有限会社トップが「BCAOアワード2019」の「災害対応特別賞」を受賞   (呉広域商工会安浦支所)

[BCPの策定や事業継続力強化計画の認定が高く評価。従業員とともにみんなで減災を目指す]

呉広域 商工会

賞状を手に「従業員と一緒に減災に取り組んでいきたい」と桑原さん

 特定非営利活動法人 事業継続推進機構(BCAO)は、日本の事業計画(BC)の普及に資するため、その普及、実践等に貢献した個人・団体を表彰する「BCAO アワード2019」を実施しています。2006年に創設され今年で14回目。9月、今年の受賞者が発表され、呉広域商工会の会員事業所「有限会社トップ」が「災害対応特別賞」を受賞しました。

 

 呉市で自動車部品を製造する同社は、事業承継問題に直面した直後、平成30年7月の豪雨災害により、甚大な浸水被害を受けました。代表取締役の桑原賢治さんと従業員のスムーズな連携や取引先からの迅速な被災部品の供給などにより、被災から3日後には事業が再開でき、売り上げの減少は最小限に抑えることができました。

 

 また、経産省等の早期復旧事例の視察を機に、事業承継補助金、持続化補助金等の提案を受け、それらを活用して新事業分野の科開拓を目指した新たな設備を導入。併せて水害対策も進めました。平成31年には、呉広域商工会の支援を受けて経営革新計画とともにBCPの策定を進め、中小企業庁の「事業継続力強化計画」の認定も取得しました。「事業継続力強化計画」を小規模事業が取得することは珍しく、高く評価されました。

 

 桑原さんは、「今後、自分に何かあった時、災害が起こった時、様々なことに備えて、取引先のこと、資金繰りのことなど、会社の全てのことを書面に残しておくことが大切だと思いました。今までになかったことが起こる時代。他人事だと思わず、全ての経営者に向き合ってもらいたいです」と話します。

 

 また、「商工会の存在が大きかった」と続け、「常日頃から商工会と繋がっておけば、事例を紹介してもらえたり、具体的な解決例を提案してもらえます。一人で考え込んでいたら、ここまでできなかった。今回の経験が自分自身の意識改革にも繋がりました」と話してくれました。今回、作成したBCPは、今後も改定を重ねていく予定です。

 

 9月29日には、今回受賞した企業6社が事例を発表する勉強会が全国250の事業所を対象に開催され、桑原さんは発表者としてZoomで参加。これまでの取り組みについて、熱く語りました。

 

●お問合せ 呉広域商工会安浦支所 TEL 0823-84-5800