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お店紹介-泉屋株式会社(三次広域商工会)

[昭和34年創業の地域に愛される老舗和菓子店。事業承継にも成功し、未来へ向けて一歩前進]

事業所・店舗紹介

三次広域 商工会

看板商品のかしわもち(108円)

 昭和34年創業の泉屋は、丁寧に手作りした和菓子や色とりどりの洋菓子を手掛ける菓子処。素材そのままの風味を活かした、素朴な味わいが人気です。

 

 看板商品のかしわもちは、創業当初から変わらぬ味を守る一品。繁忙期には1日に1万個を製造し、週末にはこの味を求めて遠方からも多くの人が訪れます。米は三次市内の農家から直接買い付けた玄米を自社で精米。太陽の光を浴びた米は、甘味が増し米本来の香りがしっかりと感じさせてくれます。一番の特徴は驚くほど柔らかなもちの食感。なめらかで溶けるような食感は、「飲めるかしわもち」と言っても過言ではありません。

 

 また、創業した初代の後を平成元年に継いだ古野純浩さんは、パティシエの経験もあり、洋菓子の製造もお手の物。香り高いラム酒を使った洋酒ケーキ(118円)など、バラエティ豊かな洋菓子もあり、店内のショーケースには和洋多彩なスイーツが常時30種類並びます。

 

力を合わせて泉屋を守る古野さん(左)と立花さん(右)

 人気の菓子処にも悩みが一つありました。それは事業を承継する人がいないこと。古野さんは危機感を感じ、昨年商工会に相談。後継者を「事業引き継ぎ支援センター」のHPで募集したところ、広島市内で食品関係の会社を営んでいた立花優成さんが手を上げました。立花さんは大手食品メーカーのグループ会社で営業やマーケティングを7年間担当し、自社商品を販売する食品関係の会社を設立。今後の展開を模索する中で、いずれ製造業にも着手したいと考えていました。2019年10月に初めて対面し意気投合。「初めてかしわもちを食べた時、この味をいろいろな人に食べてほしいと素直に思いました」と立花さん。一方、古野さんも「マーケティングに強い若い力は、販路を開拓したいと思っていた店にぴったりだった」と振り返ります。

 

 2020年月には株式会社を設立し、3月に調印式を実施。立花さんは会社の代表に就任しましたが、古野さんも職人として工房に立ち続けています。三次ワイナリーとコラボした商品など、新作づくりにも意欲的。新作のもち麦シフォンケーキは、食物繊維が採れるヘルシーなおやつとして、年内の販売を目指しています。「様々なアイデアを形にして泉屋ブランドを展開していきたい」とお二人とも熱く語ってくれました。

 

 創業100年を目指して挑戦を続けていくお二人。これからの泉屋からも目が離せません。

 

 

 

○泉屋株式会社

住所/三次市三良坂町三良坂5213-5

TEL/0824-44-2221

営業時間/8:00~19:00

定休日/水曜

駐車場/6台