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お店紹介-株式会社大前醤油本店(安芸高田市商工会)

[新商品を続々開発する、攻める老舗醤油蔵。時代のニーズに合った商品展開で知名度もアップ]

安芸高田市 商工会

加工品のラインナップは11種類

 安芸高田市にある大前醤油本店は、大正10年創業の老舗醤油蔵です。創業当初から水を大切にした醤油づくりにこだわり、現在も大土山から流れ出るミネラル豊富な天然水を使用しています。

 

 ここで作られる醤油は西日本特有の甘さに加えうま味も重視。独自配合で醤油に調味料と組み合わせ、オリジナルの醤油を作り上げています。老舗の醤油蔵ながら、40年前から様々な商品開発にもチャレンジ。これまで醤油だけでなく、ポン酢や焼き肉のタレ、ドレッシングなど様々なヒット商品を生み出してきました。なかでもゆずポン酢は40年間愛されるロングセラー。マイルドな味わいで、優しく柚子が香ります。また、2005年に登場した「これおいしいよ」は、出汁入りの万能醤油。そのままつけても、薄めて天ぷらのつゆやめんつゆとしても使える優れものです。

 

「マーケットに受け入れてもらっている実感が自信に繋がっています」と大前さん

 ちょっと攻めた商品では、「とまとぽん酢」が人気。こちらは、安芸高田市がブランド化を進めている調理用トマトを使った加工品の第1号。トマトのへたや皮、種など、ほぼすべてを手作業で取り除き、トマトのおいしい部分だけを丹念に煮詰めてピューレ状に。醤油や酢、調味料を加熱しながらブレンドし、農家から仕入れる瀬戸内レモンをプラスして、70%以上がトマトという風味豊かなポン酢に仕上げました。

 

 近隣市町から都市部へ商品展開するため、安芸高田市商工会のサポートを受けて経営革新計画を作成。9月に承認を受けました。「地域に根付いて商売をさせていただいている中で、少子高齢化で人口は減る一方。一人暮らしや核家族が増えている状況を踏まえて、商工会と相談して美味しいうちに使い切れる100mlのボトルの販売をスタートしました。これまで統一感のなかったパッケージデザインも一新し、ブランド化を図ります」と代表取締役社長の大前浩介さん。

 

 販路開拓にも力を入れ、2月5日~7日に東京ビックサイトで開催される展示会にも出展します。展示会の出展は、同商会が伴走型小規模事業者支援推進事業の一環としてサポートしました。「家族経営の会社だと、東京で商品をPRできる機会はそうあるものではありません。商工会にブランディングから出展までサポートしてもらえ、商品開発の幅も広げてもらっています」と大前さん。

 

 今後は100mlの生産量の高まりを予測して、生産工程の見直しを進めていく予定。これまで小規模事業者持続化補助金を活用して、自動計量充填機を購入し生産体制を整えました。今後も、補助金にチャレンジして体制を整えていくことで新たな需要にも対応したいと考えています。

 

○株式会社 大前醤油本店

住所/安芸高田市甲田町高田原1055

TEL/0826-45-2014

営業時間/8:00~18:00

定休日/日曜・祝日、第2土曜