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「広島県商工会ビジネスマッチングフェア2012」盛況裡に開催

県内各地から57の事業者が出展参加し、自慢の自社商品・製品を来場者にPR

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「広島県商工会ビジネスマッチングフェア2012」盛況裡に開催

▲本県連の植田賢治会長や来賓によるテープカットで「ビジネスマッチングフェア」が開幕。

 

本県連は、広島県内の魅力的な名産品や特産品、優れた製品や技術などを一堂に集めた企業展「広島県商工会ビジネスマッチングフェア2012」を先月26日、南区比治山本町の広島県立広島産業会館西展示館で開催しました。当日は、流通関係バイヤー、商工会関係者をはじめ、約1,000人を超える来場者がありました。

 

このフェアは、県内各地で開発された特産品などの育成・普及を図るとともに、出展事業者同士や来場者とのマッチング、バイヤーとの商談機会を提供することで、各出展事業者の需要開拓や販路拡大を支援することを目的に開催したもの。当日は、県内の経営革新承認事業者、農商工連携認定事業者、ひろしま夢ぷらざ出展事業者をはじめ、地域資源を活用した商品開発に取り組む小売業者、付加価値の高い製品開発を行う製造業者など、57の事業者(食品関連46社・非食品関連11社)が出展。それぞれ工夫を凝らしたブースを構え、自社商品・製品の見本展示や実演販売、試食などを行って、会場を訪れた人たちに自慢の品々を存分にPRしました。

 

開催に先駆けて会場前ロビーでオープニングセレモニーが行われ、本県連の植田賢治会長が主催者を代表して挨拶。急速な少子高齢化、過疎化の進展など地域が疲弊する状況の中、地域経済や雇用を守るために創意工夫を凝らし、日々新たな取り組みに挑戦している小規模事業者が数多くいることを列席者に伝え、「このような事業者の取り組みを支援するため、ビジネスマッチングフェアを開く」と、植田会長は開催趣旨を説明。続いて、出展事業者に対して、「関係者やバイヤーに積極的に自社商品をPRしてほしい」と求め、一般来場者には、「各ブースを回って、県内各地で開発された商品をじっくり見てほしい」と呼び掛けました。最後に、参加者一同が新たなネットワークを構築し、ビジネスチャンスの拡大が図れること祈念する、と述べて挨拶を締めくくりました。

 

植田会長の挨拶に続いてテープカットが行われ、同フェアが華々しく開幕。開場とともに、多くの一般来場者や流通関係バイヤー、商工会関係者らがお目当てのコーナーを目指して続々と入場。会場内の各ブースでは、出展事業者らが来場者や関係者に向けたPRや商談を行い、場内は活気と賑わいに満ちあふれました。

 

廃棄されるカキ殻を資源として活用し、新たな商品展開・ブランド化を目指す「カキ殻ナノパウダープロジェクト」を展開中の“呉広域商工会青年部ブランド委員会”は、平均粒径をナノレベルまで加工したカキ殻ナノパウダー入り食用塩“瀬戸内ミネラル 瀬戸のカキ塩”の試食モニタリング調査を実施。瀬戸のカキ塩は、呉市蒲刈町特産の“海人の藻塩”に微粉砕した昆布やイリコの粉末、カキ殻ナノパウダーなどを添加した食用塩で、モニタリング用として原料や配合比率などを変えた計5種類の味を用意。それぞれ味の異なるカキ、イリコ、昆布、シイタケ、カキ+レモンの5つを焼き魚、焼き肉、野菜などにふりかけてもらい、味や風味、香りの違いなどを詳しく尋ねました。当初は5種類の味をセットにして売り出す計画も立てていましたが、モニタリングの結果、「イリコ、昆布、シイタケで和風調味料、カキとレモンで洋風調味料を開発する新たな案が生まれた」。同委員会の試行錯誤はまだまだ続くことになりそうですが、同フェアでの試食モニタリング調査は、商品開発のステップアップを目指す上で格好の機会となったようです。

 

麺類製造販売の“有限会社なか川”(大竹市晴海)は、数ある自社商品の中でも特におすすめの一品として、今秋発売したばかりの“味噌もろみしょう油広島ラーメン”を大々的にPR。20来のヒット商品である“初代とんこつしょう油広島ラーメン”に続く、広島ラーメンシリーズの第2弾で、「鍋一つですぐできる、簡単調理の本格ラーメン」「バターを入れると味が一層まろやかに」などと積極セールス。ブースを訪れた人たちに、自社製麺が東京で人気の高級食材セレクトショップ“ディーンアンドデルーカ”で取り扱われていることなどを紹介しながら、自社商品の品質の高さを強くアピールしていました。

 

本県連主催の「平成21年度創業塾」修了生が、昨年7月にオープンさせたお好み焼き・鉄板焼き店“俺ん家”(安佐南区川内)は、“広島おやき”を出品。信州名物として知られるおやき(焼き餅)を広島風にアレンジした商品は、半年前に売り出して以降、今やお店の顔ともいえる人気メニューに成長。地元名産の広島菜漬や豚肉などで作った餡を米粉の生地に包んで蒸し上げ、鉄板で両面にほどよく焦げ目を付けた広島おやきは、見た目にも食欲をそそる一品。ホットプレートでの実演は視覚的効果が抜群で、ブースに訪れる人は引きも切らず。焼き立てを試食した人たちは、「米粉のモチモチした食感と具材が絶妙にマッチ」と、おいしそうに頬張っていました。

 

有機・減農薬野菜、米作りの“おかもと農園”(三次市吉舎町)は、丹精込めて育てたさつま芋“べにはるか”“紫芋”などを出品。地元間伐チップを混ぜ込んで仕上げる土作りへのこだわり、有機肥料を中心に、減農薬で栽培した食の安心・安全をアピールしながら、蒸し立ての焼き芋を試食として提供。「蒸すと糖度が高くなるべにはるかは、焼き芋や天ぷらに最適」「べにはるかよりやや糖度の低い紫芋は、スイーツやスープの色付けにおすすめ」などと、試食した人たちにそれぞれの特徴を丁寧に説明していました。

 

屋内外看製作の“工房バルール”(安佐南区西原)は、昨年度の『第12回ひろしまグッドデザイン賞』の奨励賞(プロダクト部門)を受賞した“表皮削り竹製名刺入れ”、天然木を削り込んで、ビスケット型に仕上げたiPod用ケース“ビスケットナノ”などを展示して、自社の技術レベルの高さをアピール。竹素材を使用し、ユニークな開閉動作を採用した名刺入れの高い意匠性と機能性は見る人たちを驚かせ、まるで本物かと見まがうビスケット型木製ケースの出来映えやデザイン性に、思わず感心のため息を漏らす人の姿も見られました。

 

自社商品の魅力発信と販路拡大を目的に出展した“小倉園”(府中市上下町)は、緑茶用品種で作った珍しい紅茶で、「ザ・広島ブランド」に認定されている“上下の香茶”など、全9品目のお茶を出品。自社栽培の茶葉は、農薬を使用していない安全性に配慮した特別栽培農産物であることや、県内で唯一紅茶の栽培も行っていることなどをアピールしていました。中でも「渋みが少なく飲みやすい」と自慢の紅茶が高い人気を集め、担当者は「自社商品の魅力を消費者にもバイヤーにもPRでき、十分な出展効果が得られた」と満足そうにコメント。

 

地元の地域資源である津和野街道をより多くの人に知ってもらおうと参加した“清流厨房せせらぎぶんこう”(廿日市市栗栖)は、古道の石畳をモチーフに焼いたワッフル“羅漢峡古道ワッフル”など、5種類のお菓子やジャムを出品。いずれも上品な味わいが来場者から高い評価を受けたものの、代表者は「自社商品、津和野街道ともにまだまだ知名度が足りないと痛感。認知度向上に課題」。一方で、津和野街道を歩いてみたいなどの声も聞かれたそうで、「地元のPRに少し貢献できた」と嬉しそうに話していました。

 

当日は午後1時から会場内で、NHK『サキドリ↑』、フジテレビ『ホンマでっか!?TV』ほか、多数のメディアに出演するなど幅広く活躍中のマーケティングライター、牛窪恵氏を講師として迎え、“時代の流れを読み解く方法”と題したスペシャルセミナーも開かれました。

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