アクティブニュース

全てみる

事業所紹介-有限会社トップ(呉広域商工会安浦支所)

[先代の父から事業承継し軌道に乗りかけた時に災害が発生。不屈の精神と多くのサポートで復活]

事業所・店舗紹介

呉広域 商工会

笑顔を見せる代表取締役の桑原賢治さん

 呉市安浦町で自動車部品や大型設備機器のハーネスの製造などを手掛ける有限会社トップ。徹底した品質管理のもと、丁寧な仕事で受注者のニーズに幅広く対応しています。

 

 平成29年、先代の父から事業承継した代表取締役の桑原賢治さん。「当時は、銀行や弁護士など、いろいろな人から事業承継しない方がいいと言われるほど経営が悪化していました。でも、どうしてもここで辞めるのは嫌だった」と当時を振り返ります。事業を受け継いで3年間は「本気で仕事に取り組む」と腹をくくり、取引先に足しげく通い続けた結果、新しい仕事も徐々に増加。銀行に「補助金を活用して設備機器を導入したい」と相談したところ、商工会を紹介されました。商工会の職員とともに、ミラサポを活用して事業計画書を作成。事業再建に向けてようやく希望の光がさしかけた時、平成30年の豪雨災害に襲われました。工場の横を流れる野呂川が氾濫し工場は浸水。桑原さんも「これで終わりか」と諦めかけましたが、幸いなことに機械は動く状態。スタッフも自主的に復旧作業に参加し、1週間後にはなんとか事業を再開することができました。

 

大型設備機器のハーネスを製造するため、事業承継補助金を活用して導入した設備機器

 受注はあるものの、各地で道路が寸断され、納品作業が思うようにできない状態が続く中、今後の対策を練るために現地視察に訪れた中小企業庁の職員と商工会の職員が工場を訪問しました。そこで「事業承継補助金を申請したらいい」とアドバイスを受け、商工会の職員とともに数日かけて申請書を作成。小規模事業者持続化補助金やグループ補助金など、様々な補助金を活用しながら、生産性を高めるための設備を整えました。

 

 「少しずつ設備機器も揃い、再スタートができる」と桑原さん。現在は受注数も増え、順調に売上を伸ばしています。「1月末にグループ補助金を申請しました。主要道路が寸断されて使えなくなった大型トラックの代わりに、狭い道でも走ることができる小型トラックを購入する予定です」。

 

粉塵対策のための台車は小規模事業者持続化補助金を活用して購入

 「本気でやると決めて1年半。あと半年で足元をしっかり固めて、3年目はしっかりと利益を出せる会社にしたい」とその視線は真っ直ぐに前を見据えています。「災害に見舞われたことで一度は諦めかけた事業ですが、親身になって心配してくださる取引先の方や懸命に力を貸してくれた商工会など、多くの人に支えてもらいました。感謝の気持ちを胸に、精一杯やり抜きたい」と力強く語ってくれました。

 

○有限会社トップ

住所/呉市安浦町内海北6-7-21

TEL/0823-84-2210

営業時間/9:00~16:00

定休日/土日曜・祝日

このサイトを広める