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津和野街道の写真集を制作

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佐伯 商工会

津和野街道の写真集を制作 廿日市市と島根県津和野町を結んだ江戸時代の要路“津和野街道”をテーマにした写真集を制作しました。昨年7月から9月にかけて実施した「津和野街道フォトコンテスト」の入賞作品などを収録したもので、入賞作18点を含む計107点の写真を掲載。往時の歴史や街道を往来した人々に思いを馳せながら、束の間の旅気分が味わえる仕上がりとなっています。当商工会では完成した写真集を廿日市市内の小中学校や図書館、公民館、津和野街道沿線の商工会、観光協会、行政機関などに寄贈。郷土が誇る歴史遺産の魅力を多くの人に知ってもらうとともに、地域住民の郷土に対する愛着や誇りを深めてもらうのに役立てています。

 この写真集は、当商工会が平成20年度に採択を受けた、中小企業庁の補助事業である「地域資源∞全国展開プロジェクト」で制作したもの。当商工会は全国展開プロジェクトで、佐伯・吉和地域への新しい魅力付けをするために、津和野街道を核となる観光資源として開発して地域の活性化を図る『津和野街道ブランド化事業』を展開。この事業は、津和野街道をブランド化することで、津和野街道の名前を利用した集客、特産品・サービスの提供によって地域小規模事業者の売り上げ増加を図り、佐伯・吉和地域の活性化につなげる目的で行ったものです。

 津和野街道フォトコンテストは、昨年7月から約3か月間にわたって実施。津和野街道への興味や関心を高めてもらい、誘客を促進する狙いで開催しました。“津和野街道に関係する風景”をテーマに、廿日市市御船屋敷から島根県津和野町までの街道に関係した風景などを募集。県内外から計36点の応募があり、江戸時代から残る石畳や歴史の古道を彩る山野草などを写した作品が集まりました。写真集にはコンテストの入賞作18点を収めたほか、沿線の風景や史跡など見所を紹介する写真を多数掲載。津和野街道の魅力がたくさん詰まった写真集が完成しました。写真集はオールカラー59ページで、写真で津和野街道の旅を楽しむことができます。

 さらに、観光客に街道歩きを楽しんでもらうためのB4サイズの旅案内図も制作。廿日市市佐伯から島根県吉賀町までの約19kmの道のりを紹介する地図で、沿線の見所や拠点間の距離などを分かりやすく案内しています。

 津和野街道ブランド化事業では、津和野街道をテーマにしたフォトコンテストをはじめ、新しい観光ルートの整備とPRを目的にした「津和野街道ウォーク」、観光客の受け入れ体制の充実を図るための「観光ガイド養成講座」などを実施。さらに、特産品の相互流通など物的交流による広域活性化を目指した実験店舗事業「津和野街道物産展」、津和野街道の集客と認知度を高め、沿線4市町の連携を図るPR事業「津和野街道フェア」、津和野街道に関する広域イベント事業として「津和野街道サミット」など、津和野街道のブランド化に向けた幅広い事業に取り組んできました。

 計9回実施した津和野街道ウォークには、延べ約300人が参加。江戸時代から残る石畳や殿様が休息したとされる籠立岩などの歴史遺産、四季折々の風景や山野草の彩りを楽しみながら、多くの人が古の街道を行き交いました。観光ガイド養成講座には近隣市町などから23人が参加。山の基礎知識やトラブル対応、おもてなしの心得、接遇マナー、ホスピタリティなどをテーマにした全5回の講座開催し、観光ガイドの養成を図りました。今年5月に“佐伯観光ボランティアガイドの会”が設立され、現在20人が観光ボランティアガイドに登録。「春の津和野街道ウォーク」で4人の観光ガイドがデビューを果たしました。

 津和野街道物産展は昨年11月から1か月間、廿日市市飯山の“道の駅 スパ羅漢”で開催。当商工会呼びかけのもと、津和野街道沿線にある島根県津和野町、吉賀町の両商工会と、山口県岩国市のやましろ商工会が出展。旬の味覚や伝統工芸品など22品目計36種類の地域特産品をスパ羅漢に集めて、それぞれの地域の魅力と街道沿線の文化の豊かさを訪れる人たちにPRしました。期間中、同所で「津和野街道写真展」を実施。フォトコンテスト入賞作品18点と関係者の作品15点を物産展会場に展示して、写真を通じて津和野街道の魅力を紹介したほか、1日限定イベント、津和野街道フェアも開催。地元観光農園による有機野菜の即売会、地元産新米の試食会をはじめ、当商工会も出展イベントを行って津和野街道物産展を大いに盛り上げました。

 津和野街道サミットでは、廿日市市内の行政・商工会関係者や郷土史研究家ら約30人が広域連携策などを話し合ったほか、梶田晃司氏を招いて“街道を活用した活性化策について”をテーマにした講演会などを実施しました。

 また、事業の中で郷土の食文化の掘り起こしを行い、角寿司(広島県の佐伯地域などで作られる押し抜き寿司のこと)の中に甘く煮込んだニンジン、ゴボウ、シイタケなど山の幸を挟み、上置きに旬の食材を並べた“佐伯寿司”、味噌仕立てのスープの中に旬の山の幸や油揚げ、豚肉をどっさり入れて食べる“佐伯汁”などの個性的なメニューを開発。地域の飲食店などで提供して広く観光客にPRし、食を通して津和野街道を印象づけています。

 当商工会では、今年新たな広島県の「地域産業資源」として追加指定された津和野街道を活用し、津和野街道のブランド力で地域の観光施設への入り込み客の増加、特産品の販売促進などを図り、佐伯・吉和地域全体の活性化を実現したいと考えています。

 津和野街道について詳しく知りたい方は、当商工会が開設し運営する津和野街道公式ホームページをご覧ください。

●お問い合わせ/佐伯商工会 TEL(0829)72-0690

佐伯商工会
詳細:http://saiki-navi.jp/tsuwanokaido/

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