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キッズ起業家育成事業について

クローズアップ商工会

坂町 商工会

キッズ起業家育成事業について 子どもたちの夢とチャレンジ精神を育もうと、坂町商工会では平成16年度から「キッズ起業家育成事業」を行っています。景気は回復傾向といわれていますが、中小企業の活力は失われたままで、とりわけ坂町では大型店舗の相次ぐ出店で地元小規模商業者の意欲減退が著しくなっています。大型店舗の集中立地により来町者は増え、坂町はかつての閉鎖状況から脱却しつつあります。大型店舗周辺は活気に満ちて、就業機会は増大し、創業のチャンスも今後増えてくると考えられます。

 この町が活力を取り戻すためにも今、独創性とチャレンジ精神旺盛な人材の育成が求められています。新規事業の夢に向かって挑戦していく人材を育てるためには、早い段階からの起業家育成教育が有効であると私たちは考えます。そのため、子どもたちの自立心を養い、チャレンジ精神を育てるための取り組みとして行っているのが当事業です。近年、子どもたちに将来の目標や職業意識を持たせるためのキャリア教育が重要視されるようになってきましたが、当事業はその時流に沿ったものであるといえるでしょう。

 当事業は、地元の小学生を対象にしたキッズ起業家育成塾と、さかサンデーマーケットでの実習体験によって起業家意識の高揚を図ろうというもので、
①子どもたちに経済教育の機会を通じ、商売の大切さを認識させる。
②子どもたち自立心を養い、チャレンジ精神を育てる。
③将来の起業家、事業後継者の夢を育てる。
④地域における起業家育成、経済教育サポーターを育てる。
⑤学校、地域、家庭で起業に対する意識を喚起する。
 以上のことを主な目的としています。

 実施にあたっては、当商工会と呉大学が相互連携して、学校教育・PTA関係者に対して起業家教育の必要性について広くPRを行い、地域や家庭の理解と協力を得るように努めています。

 実施方法は、小学5、6年生約30人を対象とした起業家育成塾で3日間の事前学習を行い、さかサンデーマーケットで販売体験に参加します。あらかじめ町内の商業施設を見学したり、ビジネスプラン作成や商品仕入れ、商品販売、決算などについて学習し、出店する店舗1店ごとに呉大学生が指導補助としてサポートにつきます。出店後には収支計算をして決算報告書を作成し、子どもたちには終了証と給料が渡されて、学校やPTA関係者、保護者に対しての報告会を行うことにしています。

 商工会では、地域の活性化や商業振興などの課題に対応するための対策事業が中心で、中長期的な観点から将来を見据えた事業への関心が低いように思います。事業に参加した小学生たちも、あと10年も経てば社会人です。地域で商工業活動に取り組んでいる人たちが地域の子どもたちを指導、育成することで、夢やチャレンジ精神を抱いた彼らがそれぞれの分野で後継者として成長してくれれば、やがて地域に活力も生まれ、彼らにも誇りが芽生えるのではないでしょうか。

 16年度は「地域振興活性化事業」(国・町の補助事業)での実施で、1回目16人(4店舗)、2回目40人(6店舗)の参加。17年度は創業意識喚起活動事業(中国経済産業局の委託事業)での実施で、1回目24人(4店舗)、2回目40人(6店舗)の参加がありました。今年度は、単町単独事業であっても当事業への取り組みは継続させていく考えです。

坂町 商工会
奥村 冨士雄

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