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商工会だよりの発行と有効的活用

クローズアップ商工会

作木 商工会

商工会だよりの発行と有効的活用 三次市作木町の作木商工会では、商工会の利用を促進し、商工会事業への関心を高めてもらうことを目的に昨年7月、従来の体裁を刷新した「さくぎ商工会だより」を創刊。毎月1回発行しています。

 当商工会地域の商工業は、高齢化、後継者不足、購買力の流出など不安要素が多く、将来に向けた明るい希望が少ない現状を会員企業は共有しています。その状況を改善し、自立した経営を将来にわたり継続できるようするために商工会が何をすべきかを考えたとき、“気軽に相談できる環境”と“適切にアドバイスできる環境”づくりに取り組む必要がありました。その具体的な手段のひとつとして考えたのが、商工会だよりの作成です。従来の一方的な情報提供ではなく、商工会の生きた情報を広く提供することで、会員企業や地域住民に商工会事業への関心を持たせ、商工会をより身近に感じてもらうこと。商工会、会員、地域同士の双方向なコミュニケーションを実現することが商工会だより発行の狙いです。

 現在までの発行号数は、第11号(リニューアル前を含むと16号)。体裁は、A3版サイズ2つ折り(4ページ)、両面フルカラー。発行日は毎月20日で、発行部数は800部。会員企業には原則、手配りで配布して、一般住民には常会文書を利用し全戸配布しています。誌面づくりにおいては、商工業者専用の情報誌ではないことが分かるよう配慮しています。

 商工会だよりでは、商工会事業について毎月特集を組んで紹介しています。当商工会が発売する地域共通商品券やぽっぽカード事業について説明したり、パソコン研修や“ネットde記帳”説明会の開催告知、各種講演会の案内などを行ってきました。例えば、ぽっぽカードイベントを紹介した際は、従来の印刷物では伝えきれない内容を提供することができ、多くの人にカード事業に関心を持ってもらうことができました。会員企業に限定されていた研修会や講演会の案内を商工会だよりに掲載したことで、地域からたくさんの参加希望があるなど、商工会だよりが商工会と地域をつなぐ役割を果たし、商工会の存在を広くアピールすることに役立ったと実感しています。

 商工会合併促進協議会の経過報告、協議結果を毎月掲載し、地域住民に対する情報公開にも配慮しています。第5号からスタートした会員企業紹介も好評で、この企画は巡回指導の強化にもつながっているほか、2月に開いた経営相談会においては、企業支援の専門家に提出する事前資料として掲載記事を有効に活用することができました。地域情報を扱うことも心がけており、必要であればメモをとり、写真を撮るようになるなど、日ごろから情報を収集し必要な知識を習得しようと率先して行動するようになったのも個人的には良かったことだと思っています。

 今後は、商工会と地域が連携して商工会だより作成に取り組みながら、より強い地域コミュニティの創出に貢献できればと思います。具体的には、商工会だよりをブログのように活用してもらいたいと考えています。会員企業に誌面を提供し、例えば売り出し情報などの宣伝告知に活用してもらったり、割引クーポン券を掲載してもらったりして、地域住民が求める情報と会員企業の伝えたい情報をマッチさせ、どちらにとってもメリットのあるコミュニケーションツールとしての役割を持たせることがひとつ。さらに、住民相互の交流の活性化を図るために、地域住民が個人的な情報、意見などを気軽に寄せられるような誌面の使いやすさをこれからの課題として考えていかなければいけないと思っています。

作木 商工会
井上 憲

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