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事業所紹介-有限会社 広島ピーエス(広島県央商工会)

[経営革新計画の承認を機に、搬送用台車一貫製造体制の確立をめざす]

事業所・店舗紹介

広島県央 商工会

「いずれは製造工程を無人化できるシステムを構築して、さらなる効率化をめざしたい」と宮原氏。

 東広島市福富町に本社を構える有限会社 広島ピーエス。自動車部品の製造業を営む会社として創業し、顧客の要望、リーマンショックなど、時代の変化に応じてその業態を変化させてきました。2007年には自社で開発・設計した物流パレットの生産を開始。月に250台、年間200種3000台を生産し、実務的な物流コンサルタントとして多くの企業の支持を集めています。

 

 平成26年度には、内製する力を強化するためにサンプルカッターや3Dプリンターなどを導入し設備を充実。2種類の外枠の中の仕様を変えるだけで、様々な部品や物の搬送に対応できるモジュール台車を自社開発し、多品種少量だった搬送用台車の製造を効率的にこなせるようになりました。このモジュール台車は購入もレンタルも可能で、顧客の幅広いニーズに応えます。今年、3月から販売・レンタルを開始し、8月現在で500台の注文を受けました。チャレンジする姿勢を貫き、売り上げは8期連続の黒字で収支しています。

 

今後も活躍が見込まれるモジュール台車

 同社は平成30年度5月に経営革新計画の承認を受けました。内製力をさらに強化するために、次に着目したのは現在、完全外注の緩衝材の製造。この承認を機に緩衝材として必須の受具加工ができる機械を導入し、同規模事業所ではどこも行っていない搬送用台車の一貫製造体制を構築する計画です。しかし、緩衝材を製造しているのは紙業界。鉄鋼業の同社が異業種の技術を習得することは簡単なことではありません。「製造方法や生産方法が主力事業の鉄工・溶接事業とかなり異なるため、相違点や問題点を製造部と製造コンサルトで洗い出します。提携先の意見も取り入れながら進めていきたい」と代表取締役の宮原和樹氏。内製を進めることでコストダウンやスムーズな納品に繋がると期待を寄せています。

 

 「経営革新計画に取り組むことで、自社の課題や問題点に向き合うことができ、次にやるべきことが具体的に見えてきます。事業全体を盛り込むのではなく、対象になる領域を絞って検討していくことが成功のカギではないでしょうか。採択を受けた今がスタートライン。経営革新計画は現状を踏まえて常に書き換え、生きた資料として使っていくことが重要だと考えています」と宮原氏。

 

 これからも様々な支援策を活用しながら、同社はさらなる挑戦を続けます。

 

○有限会社 広島ピーエス

住所/東広島市福富町久芳1650-2

TEL/082-430-1003

HP/http://hiroshimaps.com

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