事業所紹介-こころ訪問リハビリ看護ステーション(神辺町商工会)
[経験豊かな理学療法士・看護師・精神看護師が、在宅で体と心をトータルにサポート]
神辺町 商工会

左から看護師の阿部さん、理学療法士の坂本さん、精神看護師の半田さん。
今年1月、福山市神辺町に訪問リハビリ看護ステーションがオープンしました。訪問リハビリ看護ステーションとは、主治医の指示に基づき、在宅で生活している人の医療的・介護的なケアを行う施設のこと。『退院後もリハビリをしたい』『ひとりでは入浴ができない』『医療用チューブをつけたままで退院になった』など、在宅での様々な悩みに応えてくれます。代表の坂本直康さんは、神辺町の出身。理学療法士として沼隈病院に勤務していた際、僻地医療の重要性を知り「故郷に恩返しがしたい」と地元での創業を決めました。
創業に向けて、商工会主催の創業塾や他の団体が開催する様々なセミナーに参加したものの、「なかなかあと1歩が踏み出せなかった」と振り返る坂本さん。理学療法士を目指して通っていた学校の同級生に「創業するなら資金が必要だから商工会に相談してみては?」とアドバイスを受け、さっそく電話をしました。経営指導員はすぐに一緒に事業計画書を立てて資金を調達。創業を決意してから約1年が過ぎていましたが、商工会に電話をかけて約2ヶ月で創業にこぎつけました。
スタッフは理学療法士である坂本さんと全ての診療科を経験しているベテラン看護師の阿部さん、神辺町に根差した看護に携わりお母さんのような優しさで包み込んでくれる看護師の神垣さん、精神科で20年以上の経験を持つ精神科専属の看護師、半田さんのプロフェッショナルな4人。中でも精神科の看護師が在籍する看護ステーションは県内でも珍しく、心と体の双方からサポートが受けられるのが魅力です。半田さんは「人の心を癒せるのは人しかいないと思っています。その人に寄り添って話を聞き、見守ることでその方の立ち直るきっかけになればうれしいです」と話します。

公民館などで開催している運動教室の様子。
また、看護師の阿部さんも「病院に勤務している時に、在宅で困っている人をたくさん見てきました。訪問看護の魅力は、一人ひとりの利用者さんとしっかり向き合えるところ。病気を診るのではなく、その人自身を見てあげられるような看護を行っていきたいです」と続けました。スタッフの3人は坂本さんの地元を思う熱い思いに共感した人たち。神辺町で一人でも多くの利用者さんの力になりたいと考えています。
坂本さんは、地域へ恩返しするため、ボランティアで運動教室や健康なども開催しています。「地域に根付き、愛されるリハビリ看護ステーションを作っていきたい」と目を輝かせました。
訪問リハビリ看護ステーションの対象エリアは福山市、府中市、岡山県井原市など。興味のある方は、ぜひ一度お問合せください。
○こころ訪問看護リハビリ看護ステーション
住所/福山市神辺町十九軒屋284-1 ネオトリムB102
TEL/084-979-9428
受付時間/8:30~17:30
休業日/日曜・祝日