事業所紹介-有限会社 和高醸造
[老舗味噌蔵の四代目が仕掛ける新しい挑戦。日本独自の優れた調味料の魅力を若者に発信]
安芸高田市 商工会

昔ながらの製法で作られる味噌も人気です。
安芸高田市向原町に蔵を構える『和高醸造』は、1920年に創業した老舗の味噌蔵です。味噌は米麹をたっぷりと使用し、甘味とまろやかさが特徴のマイルドな味わい。先代のレシピで味付けした醤油など、昔ながらの味と製法を守ります。
味噌や醤油の他、広島県産の米、米麹、水のみで作る甘酒『ほんまもん』も大人気。米麹の発酵する甘味のみで味付けをしたシンプルさが受け、月に1000本売り上げる大ヒット商品になりました。
現在代表を務めるのは、母方の祖父の家業を継いだ大坪慎吾さん。伝統の味を守りつつ、新しい試みにもチャレンジする若き4代目です。そのひとつが若い世代にも日本古来の調味料の良さを知ってもらおうと開発した『UP BEAT SAUCE SERIES』。自家製の味噌や醤油を使ったソースやタレを独自に開発し、商品化しました。2015年のジャークシーズニング(ジャークチキンの漬け込みダレ)を皮切りに、第2弾のハニーマスタード、第3弾の生姜焼きのタレ、第4弾のおろしダレ、第5弾のチリソースが販売中です。今年1月には最新作となる第6弾のサルサソースの販売をスタートしました。

見た目のインパクト抜群の『UP BEAT SAUCE SERIES』。
DJとしても活躍する大坪さんらしく、パッケージはレコードをモチーフにしたポップなデザイン。今も第7弾となるバーベキューソースを開発中で「今年中には商品化したい」と意気込んでいます。
和高醸造は、平成29年度に安芸高田市商工会のサポートを受け、小規模事業者持続化補助金の採択を受けました。補助金でHPをリニューアルし昨年末に完成。ものづくりに対する思いや商品コンセプトを分かりやすく紹介しています。商品はこちらのHPで購入可能。「少量生産の上、商品だけではコンセプトが伝わりづらいので、あえて量販店には置かず、蔵での直売またはHPでの販売、コンセプトを理解して販売してくれる小売店を中心に展開していく予定です」と大坪さん。今後も商工会のサポートを受けながら、展示会などへの参加も検討中です。
老舗の味噌蔵が作る新感覚の調味料。毎日の料理はもちろん、これからの季節のアウトドアにもぴったりです。
和高醸造のHPはこちら(https://wadaka.theshop.jp/)
○有限会社和高醸造
住所/安芸高田市向原町長田4058
TEL/0826-45-4081
営業時間/9:00~17:00
定休日/日曜