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事業所紹介―有限会社藤井リボン(神辺町商工会)

[伝統を守りつつ、固定概念にとらわれない新しい挑戦を始めた“眞田紐”の老舗織元]

事業所・店舗紹介

神辺町 商工会

創業当初に建てられた工場。工場内には織り機の音が響きます。

 有限会社 藤井リボンは、眞田紐をはじめ、各種細巾織物を製造・販売している会社です。創業は1921年。当初は金欄織物からスタートし、絹織物を中心とした細幅織物の製造を行っていました。戦時中には落下傘の紐を製造するなど、歴史や時代のニーズに合わせて製品を変化させています。現在は、綿の細巾織物を中心に製造。その代表作が茶器などの箱紐や帯締め、帯留として使われる“眞田紐”です。

 

 眞田紐の特徴は、通常の細巾紐と比べて横糸の本数が6倍もあり、とても丈夫なこと。そして、茶金、白茶、こげ茶、紫をベースにした伝統的な美しい柄行き。藤井リボンではこの強さと美しさを合わせ持つ眞田紐の製法を、今も忠実に守り続けています。

 

「これからも先代の想いを受け継いでいきたい」と藤井さん。

 しかし、用途が限られていた眞田紐の需要は年々減少。全国でも製造している織元は5、6社ほどしか残っておらず、稀少な織物となりつつあります。「日本の歴史と技術の詰まった眞田紐という伝統工芸品を守りたい!」「眞田紐をより日常的なものにしたい」との想いから誕生したのが、眞田紐を使った新アイテムを提案する“Various Changes”(ヴァリオス チェンジ)です。現在、帽子やバッグ、ネックストラップ、ピアス、イヤリングなどがラインナップしています。

 

福山市内の帽子職人が1点1点手作りする帽子。麦わら帽子をヒントに作られました。メンズ中折れ帽子11880円。

 「固定概念にとらわれず、紐ではない使い方を提案して商品化させ、眞田紐をより身近なものにしてくいことが私たちの役目だと思っています。大切なのは、伝統的な紐を『作ること』にこだわるのではなく、時代のニーズに合わせて変化させていくこと。先代がこれまでやってきたことです」と専務取締役の藤井智康さん。今後はインバウンドも視野に入れながら、様々な商品を開発していく予定です。現在展開中の商品は藤巻百貨店のHP(http://fujimaki-select.com/)やおりづるタワー(広島市中区大手町1-2-1)で購入できます。ぜひ、その魅力を直接お確かめください。

 

◯有限会社 藤井リボン

住所/福山市神辺町川南2866

電話/084-962-1845

HP/http://fujiiribbon.co.jp/

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